任務遂行 ページ5
．
「A、どんな話してたの？」
首領室を出てすぐ、レイチェルは私に向かって訊ねた
『ふっふっふ…それはね、私が金持ちの階段を駆け上がってく話だよ』
私は得意げに笑いながら、父さんに貰った資料を掲げた
「おー、それより早く行った方がいいんじゃねぇの？」
ザックは特に関心も見せず、平坦な態度でいち早く任務に向かおうとしていた
3人から圧倒的温度差が見て取れる。自分の昇進を夢見る女と、そんな彼女を諦めた目で見る少女。何でもいいから早く誰かを殺したい青年
──こんなので務まるのだろうか？断言しよう、務まります
『ここが敵のアジトだね』
「全部ぶっ壊せばいいんだろ？」
『んー、まぁそうなんじゃない？』
なんて物騒な会話をし乍ら、ザックは鎌で鉄の扉を吹っ飛ばした。忽ち中にいた組織の人間がざわついてこちらを見た
『あー、どうもどうも。私の昇進が掛かってるので大人しく土にお還りください』
「…お邪魔します」
トコトコと内部へレイチェルと歩いていくと、狂ったように笑い声を上げ乍ら、常人では出来ないくらいの速さで一人ひとり丁寧にぶっ刺していくザック
「なっ、なんだこいつら！ポートマフィアか！？」
『おー、素晴らしい勘だ』
感情が籠っていない手で拍手すると、ナイフを取り出しこちらに向かってきた。恐らく彼が組織の長なのだろう
『レイチェル』
「分かってる」
レイチェルがそいつに歩み寄り、微笑んだ。余りにも美しすぎる笑みを視界に映した彼の後ろに歩み寄り、銃を3発撃ち込んでやった
「う"っ…」
床に最後の紅い模様を残し絶命した。レイチェルの綺麗な顔に少し返り血が飛んだ。それをハンカチで拭ってやると、ひと仕事終えたザックが背後で舌打ちした
「全部俺がやるって言っただろ」
『え、言ったっけ？』
「知らない」
「あぁ！？」
殺人鬼と心術者、その異能生命体。3人は何だかんだ言って割と仲良しで
『よーし！今日は飲みに行こ！』
「拒否」
「遠慮しとく」
『酷い…』
私はこの2人が何よりも大好きである
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舞矢乃 - あ､すいません｡興奮して自分でも意味不明な顔文字使っちゃいました｡ (2018年7月12日 17時) (
レス) id: e8a53baf94 (このIDを非表示/違反報告)
舞矢乃 - あさぎさん» 分かるっ！分かりますっっ！マジで神の領域っ！！(\°○°/) (2018年7月12日 17時) (レス) id: e8a53baf94 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりのタニシという名のタニシさん - さつてんいいよなぁ〜 (2018年7月11日 15時) (レス) id: b4fd82e6b8 (このIDを非表示/違反報告)
あさぎ(プロフ) - インクさん» 実況から入ったんですか？仲間ですw 金曜日だから夜ふかししても大丈夫っていうのありますもんねwww ありがとうございます、頑張ります´ω`* (2018年7月11日 7時) (レス) id: 6de4597e1c (このIDを非表示/違反報告)
あさぎ(プロフ) - 舞矢乃さん» さつてんは神の領域… 頑張ります´ω`* (2018年7月11日 7時) (レス) id: 6de4597e1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あさぎ | 作成日時：2018年7月7日 19時
