いばしょ ページ16
夢主SideM
ま「.......たよ」
「ん...?」
ま「着いたよ?ソファーで下ろすからちょっと待っててね」
「どっか...いっちゃうの?」
ま「行かないよ?ホットココア入れに行くつもりだったんだけど一緒にキッチンまでくる?」
「いく」
ギュッ....
まふの袖の端を小さく掴んでついて行く
「いい匂い!」
ま「んふふ、今入れるからねー?熱いから気をつけて?」
「うん!ありがと!´`*」
ま「いいえ、じゃあ、話してくれる?」
「うん.....私が...なにがあっても捨てない?」
正直、怖い...
いつ前みたいに捨てられるか分からないんだ
ま「絶対捨てない、だってAは僕のもの、だから一生守るって誓うよ?」
「ん...」
ま「ゆっくりでいいから、僕にAのこと、教えてよ」
「わかった...じゃあ、話すね」
ま「うん」
私の親は私が3歳の頃に交通事故で死んでしまったらしい、だからお母さんのお姉さんに引き取られた
その家には12歳のお姉ちゃんと5歳のお兄ちゃんがいた
最初はすごく優しくしてくれていた
でも、私が小学4年生になったころから、お義母さんとお義父さんは私に暴力を振り、お姉ちゃんとお兄ちゃんは私をいじめだした
それでも何とか耐えていた
けれど、エリ...今日会った子に私の本当の両親からの形見を目の前で切り刻まれてしまって、私には限界がきた
だから、光を求めて逃げ出したの
逃げ出した先にはまふがいた
だから、私を助けてくれてありがとうって言わなきゃね
全てを話終わり、まふに目を向けると泣きながら抱きしめてくれた
強く、離れたくない...離して欲しくない
そう思うのはきっとまふだからだろう
私の大好きな人
ま「僕は、そんなことしない。Aがアイツのせいで傷ついたなら、近づけない。これからたくさん、いい思い出いっぱい作ろ?ね?A、大好き。今日は僕に抱っこされたまま寝る?」
「ん!抱っこ!!」
ま「よいしょっと...」
まふが私を抱っこしながらベッドに腰をかけると、毛布を掛けて背中を一定のリズムで叩き始めた
「んっ....まふ...」
ま「ん〜?早く寝ちゃいな?もう目、とろんってしてるよ?眠いんでしょ」
「ねむく...なぃょ?」
ま「本当に?じゃあ目閉じて?」
「ん!閉じた!」
目を閉じると、頭を優しい手つきで撫で始めた
気持ちぃ...
「スー...スー.....」
ま「ふふ...気持ちよさそ。これからは沢山笑顔にしてあげるからね」
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む犬【ノノ】 - 雫さん» はいっ!!ありがとうございます(>ω<) (2017年12月27日 0時) (レス) id: f250e10484 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - む犬【ノノ】さん» 頑張ります!!あ、む犬さん!!これからもあっちのコメ欄で仲良くしてください!w (2017年12月26日 19時) (レス) id: 35a9635bd8 (このIDを非表示/違反報告)
む犬【ノノ】 - とってもおもしろいです!!!夢主ちゃんかわいい年変わんないのに…ww更新頑張ってください (2017年12月26日 10時) (レス) id: f250e10484 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - sioriranさん» ありがとうございます!頑張ります!! (2017年11月21日 7時) (レス) id: 35a9635bd8 (このIDを非表示/違反報告)
sioriran - はじめまして!小説読ませていただきました。すごく面白かったです!頑張ってください! (2017年11月20日 20時) (レス) id: 71819b23a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆん | 作成日時:2017年11月8日 17時