あまらるさん ページ44
夢主SideM
コンコンｯとドアのノック音が聞こえると、あからさまに肩を揺らしてしまう
看「失礼します。点滴と朝ごはんの時間ですので、先に点滴しましょう」
「ふぇ.....?」
点滴？
私の知らない人がやるの？
彼方でもなく、まふでもない
やだ...怖い.......
そう思っていると看護師に手を掴まれた
分かっている、この人に悪意がないくらい
でも
怖い
気持ち悪い
この感情が一気に押し寄せてきて
看護師の手を振り払い病室から飛び出した
看護師「そこの患者さん止めて！」
看護師が叫ぶと、違う人から追いかけられる
いや！！
ガシｯ
看護師「ちょ、Aさん！」
そう言うとこの人は私の腕を掴む力を強めた
痛いｯｯ
「ぁ.....ゃめて...」
看護師「ほら！！行きますよ！」
更に力を強めグイグイと引っ張ってきた
「ぅぁ.......ﾋｯｸ....ふぇぇぇんｯ」
とうとう抑えていた涙が堪えきれずに溢れだしてきた
恐怖と不安に押しつぶされそうで今にも壊れそうだ
そ「A！！」
「かな、た？彼方ｯ！やだ！彼方ｯ！！たすけて」
すると、彼方は看護師の手を振り払って私を抱き上げた
首に手を回すと心地よい温度と安心する匂いで余計に涙が出た
「かなっ...た...ﾋｸｯ...」
そ「大丈夫だから、怖い？どうしたの？」
「痛いの」
そ「痛い？どこか分かる？」
「腕...さっき掴まれてたところ」
そういうと、彼方はさっき私の腕を乱暴に掴んでいた看護師に言った
そ「赤くなるまで、掴んで、泣かせるまで強引に引っ張る必要あった？ないよね？どういうことか説明してもらえるかな？」
看護師「い、一ノ瀬先生ぇ...だってこの患者さんがぁ」
この人、急に口調変わった...
苦手
そ「うん、Aがなにしたの？あのさ、そんなに力尽くでやんなくてもいいんじゃない？」
看護師「一ノ瀬先生はぁ...私のことぉ信じてくれないんですかぁ？」
そ「うん、少なくともAは嘘つかないし」
看護師「そんなのぉわかんないじゃないですかぁ！！」
そ「分かるよ？だって、俺の彼女だし...将来一緒になる人だから」
看護師「ぇ...わかりましたｯ...すいませんでした」
そ「ん、じゃあ仕事戻って」
看護師は涙目で走っていった
そ「A？部屋戻ろっか」
「うん」
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雫(プロフ) - 季狐さん» 母性愛！？！気に入っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年2月2日 19時) (
レス) id: 35a9635bd8 (このIDを非表示/違反報告)
季狐 - めっちゃ、この小説好きです！夢主ちゃんを見ていると私の中にある母性愛が働きます！(( (2018年12月31日 23時) (レス) id: 9577b93fce (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 蛇喰さん» 私の中でこの作品の中に出てくる天月さんは非リアなので笑...いい感じに出させてもらってます笑笑 (2018年7月1日 18時) (レス) id: 35a9635bd8 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - くろねこ♪あかがみんPさん» 書いてるこっちもきゃー！ってなりながら書いてます...好きって言ってくれる人がいるだけで頑張れます！ (2018年7月1日 18時) (レス) id: 35a9635bd8 (このIDを非表示/違反報告)
蛇喰 - ちょいちょいリア充爆ぜろ的発言してる天月くんに笑った（笑） (2018年6月2日 21時) (レス) id: 399b7bf725 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん | 作成日時：2017年10月19日 22時
