気まぐれな魔法使い【そらる】

ロメオかよ(( ページ29

そらるsaid









あのあと、顔を真っ赤にしたAを強制的に抱っこをして俺のところに戻ってもらった







「〜っ！ばかぁっ...」



少し目に涙を浮かべながら言ってくる姿は、天使以外の何物でもない








ま/そ「////」





そういえば、やることがあるんだった









そ「ねぇ、A」





「？？？」






そ「朝ごはん、食べよっか」





なんか、すごい深刻な話かと思った？



いやぁ、俺にとっては重要なんだよね








だってさ？









「うんっ！食べる！」








餌付けタイムじゃん？(大丈夫かなこの人by作者)






ま「あ、そらるさん！僕のは？！」





そ「え？まふまふ居たの？」




ま「さっきの仕返しですかそれ！？」



なんて、ぷんぷんと怒っているので放置しよう




うん。めんどくさい





抱えてるAは、お腹がすいたのか"早く"と言ってくる








そ「もうできてるから、運ぶの手伝って？」





「うん！」




すると、俺の腕からするりと抜け、出来ていたご飯をダイニングテーブルに運び出した








そ「あ〜、俺の嫁めっちゃ可愛い」





ま「は？？！いや、まだ公認じゃないですから！」




そ「だって、Aを一番好きなの俺だし」






ま「はぁ...そうですね...早く食べましょ」



至って真面目に言ったのに、まふまふはしんだ目をしながらご飯を食べ始めた





「おいしい！ねぇ、そらるこれなぁに？」



隣では、キッシュを食べ始めたAが目を輝かせて聞いてくる




そ「ん、それはキッシュって言うんだけど…おいし？」



「うん！すっごくおいしい！そらる！はい、あーん！」



そ「ん、美味い」




「へへ」



ま「リア充がｯ！」




悔しいかまふまふ、これが俺と厨二病こじらせてるお前との差だ




そ「A〜？」




「ん？」




そ「そらるさんが食べさせてあげる」





「やった〜！あーん！」








この朝食の時間は1時間程続いたが、その間、まふまふが嫉妬に狂う様は面白かった←

番外編 泣いてみた→←過保護な魔法使いさん

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す