1 ページ2
『ねぇねぇ、あなたには家族はいるの?』
《 … “ 家族 ” 、何だそれは 》
『んーとね、お母さんと、お父さんがいる事?かなぁ...
ふふふ、わたしもよく分からない^ ^』
少女はそう微笑みながら
隣を見上げた
《 お前にはいるのか? 》
わたし?と首をかしげる少女に
そうだ。というように静かに、小さく頷く
『…いないよ
お父さんも、お母さんも』
少し俯き、ホソリと呟いた
『…お部屋にある、絵本でしか見たことないの
ねぇ教えて
その絵本の子供達は、みーんな家族がいるのに
……どうして、わたしにはいないの??』
《 ……さぁ、どうしてだろうな
だがな、》
少女の方に向きなおり、
目線を合わせた
《 その家族というものには成れずとも
わたしが、お前の側にいてやる 》
『…ほんと?
じゃあ、約束ね?』
少女は右手の小指を立てて向ける
それをジッと見つめた後
同じようにマネをして一番外側のツメを立てて
スッと近づける
少女側からその鋭いツメの先ら辺に
キュ、と指を絡める
『ふふ、わたしも、ずっとずっとずーっと!
あなたの側にいる!!
そして、わたしを守ってくれたみたいに
今度はわたしが、あなたを守るね!!!
“ レシラム ” 』
レシラム《 …ふ、ありがとう
・
“ カーラ ” 》
__________
______
サトシ「…伝説のポケモン、レシラムと心を通わせし少女…!」
アイリス「会ってみたいわねキバゴ!」
キバゴ《 キババ! 》
デント「僕が知ってるのはほんの一部だけど
この森に住んでる人達の方が詳しいと思うよ」
サトシ「その森がここ?」
サトシ達は木々が生い茂っている森をさまよう
アイリス「にしても、とても気持ちいい所ね〜」
キバゴ「キバァ、、」
サトシ「んー!たしかに!!」
ピカチュウ「ピーッカチュ!」
そしてあっという間に森の出口に着いた
いや、
デント「…あれ、おかしいな
この景色はさっき見たような気が、、」
どうやら入り口に戻ってきたらしい
サトシ「え、、あ本当だ!
ここに来る前に行ったポケモンセンターがある!!」
アイリス「え、でも私達森に入って
どこも曲がらずにまっすぐ来たわよね!?」
4人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月詠サラ | 作成日時:2017年8月7日 23時