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『ねぇねぇ、あなたには家族はいるの?』

《 … “ 家族 ” 、何だそれは 》



『んーとね、お母さんと、お父さんがいる事?かなぁ...

ふふふ、わたしもよく分からない^ ^』


少女はそう微笑みながら

隣を見上げた



《 お前にはいるのか? 》

わたし?と首をかしげる少女に
そうだ。というように静かに、小さく頷く


『…いないよ

お父さんも、お母さんも』


少し俯き、ホソリと呟いた




『…お部屋にある、絵本でしか見たことないの


ねぇ教えて



その絵本の子供達は、みーんな家族がいるのに

……どうして、わたしにはいないの??』






《 ……さぁ、どうしてだろうな


だがな、》



少女の方に向きなおり、

目線を合わせた






《 その家族というものには成れずとも

わたしが、お前の側にいてやる 》


『…ほんと?

じゃあ、約束ね?』



少女は右手の小指を立てて向ける



それをジッと見つめた後



同じようにマネをして一番外側のツメを立てて

スッと近づける



少女側からその鋭いツメの先ら辺に
キュ、と指を絡める




『ふふ、わたしも、ずっとずっとずーっと!

あなたの側にいる!!


そして、わたしを守ってくれたみたいに

今度はわたしが、あなたを守るね!!!




“ レシラム ” 』





レシラム《 …ふ、ありがとう



















“ カーラ ” 》


__________

______






サトシ「…伝説のポケモン、レシラムと心を通わせし少女…!」


アイリス「会ってみたいわねキバゴ!」

キバゴ《 キババ! 》



デント「僕が知ってるのはほんの一部だけど

この森に住んでる人達の方が詳しいと思うよ」


サトシ「その森がここ?」

サトシ達は木々が生い茂っている森をさまよう




アイリス「にしても、とても気持ちいい所ね〜」

キバゴ「キバァ、、」


サトシ「んー!たしかに!!」

ピカチュウ「ピーッカチュ!」



そしてあっという間に森の出口に着いた
いや、


デント「…あれ、おかしいな

この景色はさっき見たような気が、、」



どうやら入り口に戻ってきたらしい





サトシ「え、、あ本当だ!

ここに来る前に行ったポケモンセンターがある!!」


アイリス「え、でも私達森に入って

どこも曲がらずにまっすぐ来たわよね!?」

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作者名:月詠サラ | 作成日時:2017年8月7日 23時

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