Episode1 ページ3
？｢……兄……A兄！｣
男の子の声がした
まあ、その後に大きな衝撃が体中に渡った
『うわっ……ん、オリバー……どうしたの？』
オリバー｢朝だよ、早く起きないとデミアンが怒るよ｣
そう言われてAは目を擦り、上半身を起こすとオリバーは部屋から出ると思いきや止まってAの方を見た。
オリバー｢オースティン兄はもう下にいるからね｣
それだけを言って部屋から出ていった。
Aはパジャマから私服に変え、少し眠そうに部屋から出て、階段を降り、リビングに行った。
そこにはもうデミアンが料理を作っていた。
『……デミアンさん、おはようございます。』
そう小さく頭を下げて挨拶しては弟達が座っている机の方に行った。
デミアン｢おはよう、A。今日はパンケーキだ。｣
『……(今日の朝ごはんはパンケーキか)』
なんて思ってオースティンの横の椅子に座る。
オースティン｢おはよう兄貴。｣
そのままのんびりと窓を見ると梟が飛んでることに気づいた。
オリバー｢あっ、デミアン！外で手紙を咥えてる梟が飛んでるよ｣
オリバーの声でオースティンも気づいて窓の方を見た。
デミアン｢私は今両手が塞がってる。｣
そう言ってパンケーキを皿に乗せていた。
デミアン｢A、A！代わりに取りに行ってくれないか｣
『わかったよ』
デミアンの頼みでAは椅子から立ち上がり、玄関の家を開けて梟の方に近寄った。
『いい子だね』
梟を褒めて手紙を取った。
明らかに見覚えのある物だ。
そのまま開けたりせず家に戻るとパンケーキの乗った皿4人前は机に置かれておりみんな待ってくれていた。
オースティン｢兄貴、梟の咥えてた物はなんだ？｣
それに答えてAは手紙を取り出した。
『これだけれど、明らかに……』
オリバー｢……デミアン、明らかに｣
デミアン｢明らかにホグワーツ魔法魔術学校からの入学のお手紙だな。｣
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作者名：ネコ | 作成日時：2019年12月7日 20時
