“池袋”と“新宿”を敵に回した者は最凶最悪の儚い少女でした。〜第2章〜

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『な、んだよ…コレ』

なんで“主”と“主人”が？

なんで？

ギィ…と扉が開いた。

そこには

カノ「き、キド…？に、みんなっ…？」
キド「やっぱりな…カノ。なんなチンケな表情で欺けると思うなよ」

透明人間の背後にメカクシ団員と門松、カズターノとかいう奴らの姿があった

『…お前らがやったのか？』
モモ「もちろんっ、カズターノさんに協力してもらって」

どうやら姐さんのライブ券と引き換えにこれを行ったらしい。

…姐さんの、ね？

オレはホルマリン菅に近付き目を閉じる。

儚叶《“主”…“主人”…》
愛無《なん、で？》

…⁉︎
愛無が“起きてる”？

なんで…っ

あいつは…“記憶共有”を行わないんじゃ…？

ーバキッ…！
カノ「ぐあ"っ…⁉︎っあ"あ"！」
セト「…うるっさいっすね…少し黙っててくれないっす…かっ！」
『っ…⁉︎重奏ッ！』

セトが修哉の顔を殴ろうとした直前にセトに重力を投げつけ退けさせる。

…が、オレはその時大きな失態を起こした。

マリーと“目が合って”しまった。

ーズキッ！

オレは瞬時に目を隠しマリーの能力を避けるが、どうやら見てしまったモノは見てしまったで…

オレの右半身は完全に動かなくなってしまった。

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