STORYNo.41 ページ41
〜静雄side〜
『《喧嘩機‼︎》』
いつもの様に煩い声。
でも、どこか印象的な声。
そんなアイツの“本来の姿”
過去。成り行き。意味。存在。
…全て知らなかった。
人の噂を基に始まった俺とアカ蟲の殺り合い。
アイツは楽しそうだった。
なんで…言ってくれなかった?
折原「…全部が敵なんだよ。あの子にとってこの街は」
イザヤがそう言う。
新羅「じゃ、あ…此処から立ち去れば…」
折原「それじゃあ、主の元にいられない。言っただろ?アイツは主達の“影”のような存在。影がなければ生きていけないんだ」
影…でもアイツにも影はあった。
つまり、アイツ1人でも生きられる?
静雄「…じゃあ、主とかいう奴らを殺れば」
ーパシッ…!
俺の言葉が終わる前に俺は右頬を叩かれた。
『っ…ふざけた、ことを…言わなっ…いでくだ…さいっ…!』
新羅「凶…!っ…“儚叶”…」
折原「まだ寝てたほうが」
『貴方に何がっ…!』
ポロポロと涙が“儚叶”から落ちる。
『主達のいない世界なんて!私にとって生き地獄です!…なんで、そんな事…言うんです、かぁ…』
目眩がしたのか“儚叶”の身体は横へ傾いた。
俺はそれを支える。
びっくりするくらいに軽い。細い。
ガチャッと音がしセルティーが帰ってきた。
新羅「セルティー!おかえり!ちょうど良かった!“儚叶”の身体を拭いてくれない?」
セルティー[あぁ。ただいま。“儚叶”?その女の子か?いいだろう]
セルティーは黒いアレで←
儚叶を運び体温くらいのお湯とタオルを持っていった。
折原「シズちゃん…」
静雄「流石に…今のは…な?」
やっちまった…。
すると、突然セルティーが入った部屋のドアが勢いよく開きセルティーがPADを新羅に見せる
セルティー[あの子の身体が!とにかく診てくれ!]
俺たちは再度思い知らされる。
“凶華”と“儚叶”の身体の事を
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武田恵(プロフ) - みのりさん» 掛け持ち数多くて困ってます汗でも、頑張ります! (2015年5月5日 23時) (レス) id: c5d8a18c16 (このIDを非表示/違反報告)
みのり(プロフ) - かけもち多いですね〜! でも、めっちゃ読んでて楽しいです! 頑張って更新してください!♪───O(≧∇≦)O────♪ (2015年5月5日 20時) (レス) id: 995eccdec3 (このIDを非表示/違反報告)
武田恵(プロフ) - 通りすがりの迅悠一ファンさん» ありがとうございます!頑張って更新してきます! (2015年5月5日 17時) (レス) id: c5d8a18c16 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの迅悠一ファン(プロフ) - 面白いです! (2015年5月5日 17時) (携帯から) (レス) id: 7a6bb945ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:武田恵 | 作成日時:2015年5月5日 16時