“池袋”と“新宿”を敵に回した者は最凶最悪の儚い少女でした。

終焉A ページ25

〜Noside〜
池袋を襲った“終焉”。

東京直下陥没のことで、平たく言えば“人工的に行われた大地震”だ。

それを起こしたのは、有名企業の“跡取り”だった。

つまりは“長男”である。


長男には姉がいた。

姉はおとなしく、生真面目な人柄だった。

一方、弟の方は気性が荒く短期。たが、どこか優しい好奇心溢れた子だった。

とある日弟がこう言った。

「僕らの能力って…どんなに強大なんだろう」
と。

「でも、使っちゃダメ。“…”もそう言ってたよ」
姉は反対する

「えー！でも、少しだけなら…！」
弟も負けずと反論する。

姉は弟の熱意に負け能力を最大限まで出すとどうなるか。という実験を行う事にした。

「…怒られたら全部貰ってあげるね」

と“…”が言った。

姉弟は都心部で重力能力を最大限まで出した。

建物は崩壊し人は倒れ…。

そんな中一人の男性がこう言った

「…“終焉”」

と。

多くの人が死んだ。

誰もが自然現象と思い震源地に向かった。

そこは、まるで隕石が落ちたようなクレーターができていて。

中には一人の少女が立っていた。


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彼女は二人の【元凶】だ。

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