“池袋”と“新宿”を敵に回した者は最凶最悪の儚い少女でした。

STORYNo.23 ページ23

静雄「ノミアカ蟲ィィイイイイ‼︎‼︎」
『やばっ…⁉︎っえ‼︎なんで情報屋が？』
折原「シズちゃーん。なんで凶華といる時に見つけるかなぁ…本当、これだから“化け物”ってのは」
『…っ』
折原「あ、大丈夫。凶華は例外ね」

情報屋のフォローは嬉しい。

けど、これは…ね？

『くっそ！いくら殴っても埒があかない‼︎』

ダラーズの初集会。

それに、俺も参加している。

…が、やはり俺は目立つ。

元凶としても、“最凶”としても。

だから、この場をいいことに俺を潰そうと試みる奴らの相手をする。

『あ"ー！もうっ！鬱陶しいなァ‼︎響けっ！重奏‼︎』

俺は上げていた手を一気に振り下ろす。

俺を潰そうとしてた奴らは重圧により地面に這っている。

ざまぁwwww

俺は…どうやら情報屋の奴に薬を飲まされているらしい。

俺が“俺”でいるための薬。

そのせいで、情報屋を頼ってしまう。

いつもなら…自分でやれた事すら。

モブ1「この、ばけ、も、の！！」
『ハッ、その“化け物”に歯が立たない奴が何をほざくの？』

『オヤスミナサイ』

俺はそう言って潰そうとした奴全員に失神するくらいの圧をかけた。

久しぶりだったけど、うまく使えた…！

これなら。

『喧嘩機もやれる…！』

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