“池袋”と“新宿”を敵に回した者は最凶最悪の儚い少女でした。

STORYNo.15 ページ15

『ぐぅ…っ、も、入らなぁ…ん！』
折原「…あのさ？ペペロンチーノ食べさせてるだけなのに、そんな声出さないで？」

煽ってる？と耳元で囁かれ声を封じてペペロンチーノを食べる。

わざわざご丁寧に食べさせなくても大丈夫なのに…っ！

最後の一口を食べ終わり

折原「“ご馳走様”は？」
『ご馳走様…でした』

俺は皿洗いをする。

はぁ…ご飯食べるだけにこんな体力使うか？

『…姐さん……』

ハッとして自我を戻す。

姐さんの事を思い出すと泣きそうになる。

会いたいです…姐さん！！

『っ…うぅ……』

弱々しい声が漏れ情報屋が俺を見る。

折原「泣いてるの？」
『ち、違う！これは…汗で！』

下を向いて必死に弁解する。

皿を全て洗い。

風呂に直球。

情報屋は先に入ってたし…。

脱衣所の扉を閉め、それを背もたれにしてズルズルとしゃがむ。

膝を抱え泣く。

『あね…さっ…』

会いたい。

『ゆ…ぅぅ…』

ゆー…姐さんは無事かい？

『も…いやだっ……』

グチャグチャになった服を脱ぎ捨て浴槽ダイヴ

涙とお湯が混ざり一種の撹乱を起こす。

これはお湯？それとも涙？

ははっ…分かんないや。

再度膝を抱える。

ーガラガラっ…

『？なんだ…よッ⁉︎///』
折原「いや？もう一回お風呂入ろっかな？って」
『いや！だからと言って$^£〜*^}?]#+$|]]*£⁉︎』

情報屋が浴槽に入ってきた。

うぁぁあああ‼︎まて！この狭さに大人二人はキツイ‼︎

肌密着だよ！

『〜〜〜〜〜〜〜////』
折原「顔赤くして…かわいー」
『あああぁぁあ‼︎かわいいとか言うな‼︎』

くそ…恥ずかしい。
正直俺は男経験がない。
だから、こーゆー時にどうすれば良いかも分からない…。

折原「安心しなよ。君のDカップの胸に興味は無いから」
『は⁉︎いらん心配だ！』

とお湯をかけると

折原「へえ？狭い所で俺とやりあう気？」
『俺が不利だよね⁉︎』
折原「だから興味無いって」
『よろしいならば戦争だ。』

この後お湯のかけ合いしてのぼせたのは言うまでも無い。

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