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白布 賢二郎 ページ34

「けんじろー」

「何だよ…って何してんだよ!?」

「やっちゃったー」


バカでアホでよく転んだり、よく物にぶつかったり、落し物したり、なくしたり…ドジばかりをやらかす私。
今回はドリンクを作ってる最中に蛇口を反対に捻ったおかげで大量の水を頭からかぶってしまった。
外から顔だけを体育館に覗かせて彼氏の賢二郎を呼ぶ。


「そういうのは夏にやれよ…まだ若干寒いだろ」

「私だってできるなら夏にやりたかったよー…ッヘクシ」

「…ったく、風邪引くからこれでも着とけ」


バフッと掛けられたのは賢二郎のジャージ。
賢二郎を見ると顔が赤くなっていた。


「何でそんなに顔赤いの?」

「本ッ当お前バカだよな…服見ろ、服」

「へ?…わッ」


頭からかぶってしまったせいで思いっきり透けていた。
咄嗟に隠したが羞恥に襲われる。


「早く着替えてこいよ」

「う、うん!」



急いで更衣室に向かい、ジャージに着替える。それから急いで体育館に向かうと賢二郎が待っていた。


「Aが何かやらかす度にさ、俺どんなに大変な思いしてるかわかってる?」

「ごめんなさい…」



呆れられても仕方ないよね。
だって毎日何かしらやらかしてるんだもん。
嫌われても…別れようって言われても仕方ない、よね…。
ボロボロと涙が溢れる。


「な、何で泣くんだよ」

「だ、って…賢二郎に嫌われたと思って…」

「バカ言うな」


賢二郎はフッと笑って私をギュッと抱きしめた。
状況が飲み込めず顔を上げる。


「何で…けんじろ…」

「俺はAが何かやらかす度に可愛すぎて色々と抑えんの大変なんだよ…」

「…え?」

「本当…毎日毎日、襲いたくて仕方ない」


そう言うと賢二郎は私の頬を掴んで優しくキスをした。
安堵でまた涙が出てくる。


「泣くなって!」

「ごめんね、賢二郎…大好き!」

「はぁ…俺の話聞いてたか?」



「次のオフ、家来いよ。襲ってやるから覚悟しとけ」


ニヤリと妖しく笑った賢二郎は楽しそうだった。

川西 太一→←五色 工



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作品ジャンル:アニメ
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塩キャラメル(□-□)なのだよ(プロフ) - アイミンさん» 明光くんですね!了解です! (2016年6月4日 7時) (レス) id: 930d503b85 (このIDを非表示/違反報告)
アイミン - リクエストで明光君お願いします! (2016年6月4日 1時) (レス) id: 9ee16734b1 (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメル(□-□)なのだよ(プロフ) - コロネさん» ありがどうございます!国見ちゃん、了解しました! (2016年4月20日 7時) (レス) id: 930d503b85 (このIDを非表示/違反報告)
コロネ(プロフ) - 初コメ失礼します!リクエストです!国見君でクーデレorツンデレな感じがいいです!!いつも作品面白いです!!これからも応援しています♪( ´▽`) (2016年4月20日 5時) (レス) id: 8dfb1568a1 (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメル(□-□)なのだよ(プロフ) - あらはさん» あああありがとうございます!早くもネタが…w頑張るのでみすてないでくださいね!w (2016年4月19日 21時) (レス) id: 930d503b85 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:塩キャラメル(□‐□)なのだよ | 作成日時:2016年4月15日 19時

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