三話 ページ4
向かってくる兵だけ切り捨て、逃げ腰の奴には見向きもせず進んで行くと「烈火ァァァァァァァ！！」という声と共に燃える槍を振り回す周りとは違う男を見つけた
何アレあの槍も死ぬ気の炎だったりすんの？
彼もどうやら武田軍の者のようだ
『鉄砲隊、構えろ！』
声のした方には鉄砲を構え、男を狙っている兵が並んでいた
男は気づいておらず槍を振り回し敵兵を薙ぎ倒してっている
「旦那！！」
近くで戦っていた緑ポンチョを着た男が銃に気付き、声を上げると槍の男はやっと銃に気付いたようだが体制的に避けるのは不可能だった
「僕の動体視力はスカイフィッシュも見れるんだよ」←
キィィィィン
槍の男と鉄砲隊の間に入り、銃弾を全て弾く
弾いた銃弾は周りの敵兵に当たる
「何と⁉何方か存じませぬが、拙者を助けていただき感謝しまする！！」
「どういたしまして。でも、今は口より手を動かした方がいいかと思うよ？」
槍の男を飛び越えて敵兵を斬っていく
「(...間者、にしては妙な格好してるよねー)」
『撤退ー！！撤退しろー！！』
敵兵が減っていくとどこからか声が上がり、敵兵は一目散に逃げていった
言い方悪いな、引き上げて行ったの方がいいか
「おー見事な逃げっぷり」←
「某は真田源次郎幸村と申す。先ほどはお命助けていただき感謝しまする！」
先ほど助けた見るからに熱そうな(物理的にも)男が頭を下げてきた
「僕は雲雀A。そんな大したことしてないよ。僕が勝手にやった事だから」
「そんなことはありませぬ！貴殿がいたおかげで危機を乗り越えることができたでござる！！」
幸村はキラキラとした目で僕に礼を言う
眩しいよー純粋なのが伝わってくるよー
「アンタ、どこのモン？姓があるけど間者だったりしないよね？」
緑のポンチョが僕にでっかい手裏剣を向け威圧をかけてきた
そうかこの時代は苗字は身分が高い人にしかないんだ
間者とは...スパイのことだっけ？
「僕はどこのモンでもないよ。上下関係とか苦手だし。絶賛迷子中の人間」
「佐助！この者は某を助けてくださった。無礼なことをするな」
「あのねー、旦那。.....わかったよ」
幸村のおかげで渋々と緑のポンチョは得物を下ろしてくれた
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美空 - 続きが気になります。ゆっくりでかまいませんので更新頑張ってください。楽しみにしてます！ (2018年1月2日 3時) (
レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
狛犬助(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございます！ゆっくりですが更新していくのでよろしくお願いします (2017年12月22日 22時) (レス) id: 186f9b8b14 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2017年10月12日 22時) (レス) id: 3e979471d3 (このIDを非表示/違反報告)
ナリク(プロフ) - 名無しさん» ご指摘ありがとうございます！ (2017年3月16日 23時) (レス) id: 186f9b8b14 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - ばさらは”婆娑羅”と書きますよ〜 (2017年3月14日 11時) (レス) id: 6aaa5d01f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナリク | 作成日時：2017年3月5日 2時
