二十話 ページ21
「...部屋間違えてるよ?」
汗を流し部屋に戻ると何故か政宗が寛いでいた
確かにこの部屋も客間の1つだけど、あんたの部屋は隣だろ
「お前の部屋はここだろ?間違ってねぇぜ」
「...何だよ。女に負けたことでも根に持ってんのか?」
「そういや、一応女の部屋だったな!」
「テメェ...もう一回負かしてやろうか?」
「sorry.落ち着け、俺は喧嘩が売りに来たわけじゃねぇ」
あ、一応用事はあったんだ
政宗の前に座ろうとすると、廊下から小十郎の声が
「政宗なら来てるよ」
返事をすると、部屋に小十郎が入ってきた
何も言わずに来たのかよ
「やはりここに来ていましたか...」
「ちょうどいい、小十郎もここに居ろ」
ここの部屋は一応僕の部屋なんだけどー?
小十郎が僕をチラリと見てくる
「...気にしないで」
「すまねぇな」
小十郎は政宗の斜め後ろに座ったので、僕は2人の前に座る
「で、何しに来たの?」
「単刀直入に言う。奥州に来いよ、A」
「政宗様⁉」
小十郎にも言わずに単独で決めたのか
長い溜め息に、止めることは諦めたなと悟る
この光景にデジャヴしか感じないw
「残念だけど、僕は上にも下にもならない」
「なら、俺のwifeだな」
「だから行かな...はい?何て言った?」
「俺の正室に入れ。隣ならいいだろ?」
正室ってアレだよね。
本妻ってヤツだよね。
「いやいやいや、冷静になろうぜ?」
小十郎なんて驚きすぎて固まっちゃってるよ?
僕も固まりたいぐらいだけど
「俺はいつでもcoolだ」
「そこまでして僕を軍に入れたいの?」
「いや、戦わなくてもいいぜ?俺の側に居ればいい」
??
どういうことかな?
僕を戦力に入れたいんじゃないの?
側に居るだけでって意味なくない?
「意味わかってるか?俺と夫婦になれって言ってんだよ。お前の事結構気に入っているんだぜ?understand?」
「め、お、と...?.......!!?」
やっと、頭の中に入ってきて理解した事に驚く
「おまっ⁉え⁉は⁉」
「案外鈍いな、あんた」
初っ端は軍の勧誘だったじゃんか!!
それがどうしてプロポーズになった!?
僕まだ高校生だし、って!
コッチじゃもう結婚してて当たり前の歳だ...!!
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美空 - 続きが気になります。ゆっくりでかまいませんので更新頑張ってください。楽しみにしてます! (2018年1月2日 3時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
狛犬助(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございます!ゆっくりですが更新していくのでよろしくお願いします (2017年12月22日 22時) (レス) id: 186f9b8b14 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2017年10月12日 22時) (レス) id: 3e979471d3 (このIDを非表示/違反報告)
ナリク(プロフ) - 名無しさん» ご指摘ありがとうございます! (2017年3月16日 23時) (レス) id: 186f9b8b14 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - ばさらは”婆娑羅”と書きますよ〜 (2017年3月14日 11時) (レス) id: 6aaa5d01f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナリク | 作成日時:2017年3月5日 2時