十四話 ページ15
「てか、伊達政宗がここまで来てること伝えに帰らなくていいの？僕は平気だよ？」
「それ捕まってた人が言える？」
「ハーイ、佐助ト カエリマース」
佐助の怒った顔に片言で返す
「武田のオッさんの客人となりゃ、コッチも手はださねぇよ。そいつに案内を頼むぜ」
「龍の旦那は案内をつけないと迷子になるわけ？」
「おいおい、過保護な猿だな」
2人はバチバチと火花を散らして睨み合う
お前らの仲が悪いのはわかった
「佐助、僕は居候なんだ。案内くらいはやるよ」
佐助が止めるのを無視して政宗の前に飛び降りる
拘束は佐助に取ってもらっている
「〜っもう！俺の胃に穴を開けることは絶対にしないでよ！？」
「はーい」
佐助が姿を消したので、伊達軍に向き合う
「で、名前聞いてなかったな」
「ああ、雲雀Aだよ。Aでいい」
「A、俺にそんな態度取れんのお前くらいだぜ？」
「ふーん。で、僕はどうすればいいの？道がわからないワケじゃないんでしょ？」
もし、迷子だったら佐助に言って大笑いしてやんよ
政宗はニヤっと笑った
「小十郎。乗せてやれ！」
「「は？」」
今までの会話振り返ってみなよ、仲良く見えた？
ほら見なよあの不服そうな顔を
小十郎とやらはため息を吐いて僕の前までやって来た
あーこの人も苦労人だ、絶対
「ちょっと待って。馬の相乗りってどうやんの？」
「Aa？小十郎の前に座っときゃいんだよ。お前馬乗れねぇのか？」
「え？馬って座って乗るの？」
「...お前、馬の乗り方誰に教わった？」
幸村、と答えれば長い溜め息を吐かれた
え？立って乗るんでしょ？信玄さんは二頭の背中に立ってるよ？
「僕は走って行くから...⁉」
忍の気配にトンファーを構えて林の方を見る
すると、木の間を跳ぶ人影が見える
「伊達軍に忍っている？」
「なんだ客か？」
「政宗様、おさがり下さい」
どうやら伊達軍のモノではないようだ
なら、問答無用で殴っていいね
手裏剣が投げられ、それを弾き林の中に突っ込む
すると、すぐに5人の忍に囲まれる
「さあ、君たちの親玉をゲロって貰おうか」
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美空 - 続きが気になります。ゆっくりでかまいませんので更新頑張ってください。楽しみにしてます！ (2018年1月2日 3時) (
レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
狛犬助(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございます！ゆっくりですが更新していくのでよろしくお願いします (2017年12月22日 22時) (レス) id: 186f9b8b14 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2017年10月12日 22時) (レス) id: 3e979471d3 (このIDを非表示/違反報告)
ナリク(プロフ) - 名無しさん» ご指摘ありがとうございます！ (2017年3月16日 23時) (レス) id: 186f9b8b14 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - ばさらは”婆娑羅”と書きますよ〜 (2017年3月14日 11時) (レス) id: 6aaa5d01f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナリク | 作成日時：2017年3月5日 2時
