十話 ページ11
幸村は女に負けたという事実にショボンと下を向いてしまった
え?これは僕が悪いの⁉
「いやいや、僕のような強さの女はなかなかいないから平気だよ⁉普通は女の人は守られる存在だから...僕は違うけど」
僕は自分で自分を守らないといけないんだ
守ってくれる人なんていないから...
「...A殿?」
「⁉悪い!!」
幸村が顔を覗き込んで来たので、ハッと我に返る
「某、A殿を守る為に強くなるでござる!!故に、もっと精進するでござる!!!」
僕の手を握ってそう熱く燃える幸村は会ってから1番男らしく見えた
恭弥にも似たこと言われたなぁ
「ありがとう幸村。でも、僕のこと超えられる?」
「むっ、A殿は体力がなさ過ぎるので某が本気でかかれば暑さにやられてしまいますぞ?」
「むっ、幸村殿も大振りの動作が多いのですぐに隙ができてますぞ?」
「⁉某の真似をするでないでござる!」
幸村の口調を真似ると幸村は顔を赤くしてお湯を掛けてきた
「...やったな?」
僕もお湯を掛け返すと、お湯の掛け合いが始まった
「なんでござるか、それは!?」
「水鉄砲でーす」
「道具を使うのは卑怯でござる!!」
「いやー文明の進化は立派だねぇ」
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美空 - 続きが気になります。ゆっくりでかまいませんので更新頑張ってください。楽しみにしてます! (2018年1月2日 3時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
狛犬助(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございます!ゆっくりですが更新していくのでよろしくお願いします (2017年12月22日 22時) (レス) id: 186f9b8b14 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2017年10月12日 22時) (レス) id: 3e979471d3 (このIDを非表示/違反報告)
ナリク(プロフ) - 名無しさん» ご指摘ありがとうございます! (2017年3月16日 23時) (レス) id: 186f9b8b14 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - ばさらは”婆娑羅”と書きますよ〜 (2017年3月14日 11時) (レス) id: 6aaa5d01f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナリク | 作成日時:2017年3月5日 2時