腐女子に脳内妄想されてる佐藤くん【HQ】【男主】【短編集】

1日目 ページ15

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「あ〜っ！いい湯だったなぁ！！」

「確かに、すげぇ良かった」

「…っぷ、言ってる事ジジくさ…」






おうおう、なんて呑気な声が聞こえてくるんだろうか





「そう言えばA先に上がっちゃったよね〜」

「確かになぁ」

「あんなにいいお湯なんだから、最後まで居たら良かったのにね、」







うぅ、それはすいませんよ…3年生さん………





こちらにも、色々とありまして…






『なぁ！何したらいいんだ？』

「うん、もうちょっと待ってね…」





佐藤くんを実行させるまで、もう少し烏野が近づいてくれないと困る





「Aって今日体ちゃんと見たけど、やっぱり白いよなぁ…！」

「っ、日向ボケェ！！！Aのどこ見てんだボケェ！！！」

「赤くなる王様も王様だけどネ」

「…(ツッキーもちょっと赤いよねって言ったら怒られるよね)」


「お前らまだまだだなぁ！！！」

「そーゆー西谷も赤いけどな」






だんだんと近づいてくるのが分かる





あと、数秒









もう、いい頃かな…？







「あ、佐藤くん、その前にちょっと目にまつ毛着いてないか見てくれない？」

『まつ毛？』

「うん、さっき目に入っちゃったらしくてさ…その時擦っちゃって、もしかしたらそれが着いてるかも知れないからさ…」

『確かに…女の子だから恥ずかしいよな…、よしちょっと見してみ』





ぐいっとなんの躊躇もなく顔を近づける佐藤くん






「(…やっぱ顔がいいから緊張する…)」






女子の中でも身長は高いが、佐藤くんと並ぶとやっぱ低くて









少し屈んでる佐藤くんが私に顔を近づけてるのを見るとどう見える？







「…、？！？！」

「ぇ、…まじかよ……」

「…ﾁｯ、意味わかんない…」






後ろの方から、そんな焦ったような、驚いたような声が聞こえる






そうそう、“キス”







してるように見えるでしょ？





いやはや、この後の展開ってやっぱ楽しみですな

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