【センラ】胸毛な彼氏はニコ厨彼女のお世話係

世話焼き彼氏 ページ1

...




「センラぁ〜お腹すいた」









俺の彼女は今日もソファーから離れる事無く生放送を堪能している









彼女の職業はイラストレーター。忙しい時はとことん忙しいが一通りの仕事が終わると時間ができる









この前に発狂しながら仕事を終わらせた彼女は萎んだ風船の様に縮こまり、









身のまわりの事は俺に委ねるのが当たり前になってきた









「はい、現状報告ありがとね。」









PCで曲の調整作業をしながら軽く彼女をあしらうが、








次に言われる事が大体予想がつく為調整ページをファイルに保存してPCを閉じる









ほんま、センラは優しいなぁ....←









「そーやない！ご飯作って！センラずキッチン見たいなぁ」









「センラぁ〜」









甘やかしてはいけない、と思いつつも椅子から腰を上げて彼女の方へ向かう









「たまには動こうな？」








今までに何度云ったか判らない言葉を吐いて彼女の頭に手を置く







「頭わしゃわしゃせんとって〜ぐしゃってなる〜！」






くしゃくしゃと頭を掻き乱すとやめてと言いつつ楽しそうに笑う









「ええやん、どうせ何処も出掛けんのやろ？」









「せやけども、たまには連れってってくれてもええねんで？」








「また仕事が休みの時な」









「うんッ！」









とびきりの笑顔で「センラ大好き」と抱きついてくる彼女








彼女はセンラの扱いが上手い、だから惑わされるし言うことを聞いてしまう








...明日上司に有給取れるか交渉してみよ

成長する彼女→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す