デキちゃった【太宰治】

e n d 1 ページ13

...



「____当たり前じゃあないか」




「もちろん、浮気も金輪際禁止」





「____私がAに触れてもいいってこと？」





「当たり前でしょ。
夢主の私以外だめ、オリキャラとか出させないから」





「____判った、オリキャラは出させないようにする」





「____素直な治、大好き」






ぎゅ、という効果音がつくくらい手に力をこめる





今までこんなに治と話したことなん
て無くて、治の声が、言葉が、反応が、表情が堪らなく好き、







「うぉっふ、、ん、いい匂い」





嗚咽を漏らすもなんとかぎゅー攻撃に耐えた治は私の首に顔を埋め





鼻を付けて匂いをかいではキスを落とすの繰返し






止めるのもなんなので暫く放置していると体に電流が通った様な痛みが流れる





「愛してる、愛してるよ、A」






先程私がした倍以上の力をこめられ、包まれる




圧迫される体は苦しいハズなのに何故か苦痛ではない




甘く呟かれる言葉が私を溶かしていくそっと離された手は頬に、鼻に、そして唇をなぞった







他の子にもこんなことしてたのか
そう思うと胸が痛くて、治は本当に私のモノ____？









「____ずっと一緒にいて」









「うん」









「毎回ちゅーして」









「うん」









「私を貰っ___ンンッ」






私を貰って。そう云おうと思った刹那突如繋がれる唇こんなの初めてで胸がドクドクと脈打つ





角度を変えてのキスを何度も交わした後、治が息が整わない私を笑った





「次はもっと凄いのしてあげる」って言葉も一緒に。






どうしよう、夢じゃないかな、治がこんな風に笑って抱き締めて、キスしてくれるなんて、幸せすぎる






幸せすぎて、怖い、
この愛情はどこまで続いてくれるかも不安だ






でも、治が隣に居てくれなかった頃と比べたら、全然怖くないや、






次もあるって事が、明日も治といれる事がこんなに幸せだなんて____






「ねぇ、A」






優しい声が、息が耳をくすぐる






「なぁに」







「＿＿＿＿＿結婚しよう」









「うん____！」









ボタンがかけ違えて嘘を吐きあって





普通のカップルとは程遠い、けど





愛情表現がぶきっちょだっていい





喧嘩したっていい






一緒にいれたらそれでいいの





変な私達ですが、





＿＿＿＿＿夫婦になります









【デキちゃった(わたしをみて)】

無 神 経 質(√2)→←爆 発 寸 前

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