タイトル ページ3
...
「...は」
「だって音楽の趣味も同じだし、優しいし堅野さんと友達になっておかないと損だって第六感が言ってる」
真顔で変な事を言う彼がとても可笑しく感じて笑いが込み上げてしまった
「ふふっ、第六感って、なにそれ」
放課後、誰もいない教室に小さな笑い声が響く
それに反抗する様に
「笑うなんて酷いよ堅野さん...俺は大真面目なのに」
台詞に合わせて悲しい表情を繕うとする彼も笑っていて、二人でよく分からないまま笑いあった
笑いが収まってきた頃に男子君は私に手を差し出し、
「改めましてニコニコ学校高等部、3-A-1天月です。
堅野さん、今日からよろしくね」
優しい笑顔で私の手を包んだ
手の温もりがあたたかくて、凍っていた冷たい心にピキピキとヒビが入る
友達なんて出来ないって、必要とされてないと思ってた
でも、今、天月君に友達になろうって言ってもらえて、嬉しい
だから、私も_________
「私も天月君の友達になりたい」
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モブ(プロフ) - こういうストーリー好きなので嬉しいです。更新頑張ってください。応援しています。 (2017年5月28日 13時) (レス) id: 1e62cf720a (このIDを非表示/違反報告)
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