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参拾参話 ページ36

迅サイド

平安時代に俺らは出会った

妖怪ってだけで人間に殺される

ずっと怯えて影に潜んでた

『ん?そこに誰かおるな?』

気づかれた!

迅「殺さないで!!」

『なぁに、殺しゃしないよ。(一人称)もお前と同じ妖怪やからな』

優しく頭に手を乗せてくれた

迅「同じ、妖怪?」

『そう、(一人称)は最強の鬼と謳われる酒呑童子や』

堂々とした姿に惹かれた

妖怪なんて小さくて弱そうなのしか見たことがなかったから

あぁ、強くなるとこんなかっこよくなるんだって

憧れた

迅「俺は、覚の迅悠一」

『お前はずっと1人だったのか?』

迅「うん」

『大丈夫、もう1人やないで』

抱きしめてくれる温もりが心地よかった

何年感じなかったのだろう

いや、感じたことすら無かったかもしれない

『これからお前は寺の僧のところに行ってもらう』

迅「一緒じゃないの?」

一緒がいい

貴方と離れ離れになんてなりたくない

『(一人称)に着いてくるのは危険や』

迅「なんで?」

『人間は妖怪を狩るだろう?最強の鬼と謳われる(一人称)は人間に狙われやすい。お前を巻き込みたくないんや』

寺の僧、最上宗一という人は妖怪のことをよく分かっていてAと仲がいいらしい

そこなら安全だし守ってもらえると

『よろしく頼むぞ』

最「あぁ」

俺は分かっていたんだ

もうAに会えないと

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はる - 完結おめでとうございます!本当に大好きな作品です、ずっと応援してます! (2022年5月8日 21時) (レス) @page43 id: 6c1b388691 (このIDを非表示/違反報告)
海百合クラゲ(プロフ) - 灘奴やんさん» 僕はコメントもらえたことが嬉しくって泣きました!新作の方もよろしくお願いします! (2022年5月8日 20時) (レス) id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
灘奴やん - 最高でした。泣けました。新作も、読みたいと、思います。マジで、本当に、最高でした! (2022年5月8日 20時) (レス) @page42 id: 147355c0fa (このIDを非表示/違反報告)
海百合クラゲ(プロフ) - ゼロラクさん» わぁぁありがとうございます!! (2022年5月8日 13時) (レス) @page41 id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロラク - 最後凄く感動しました (2022年5月7日 20時) (レス) @page42 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海百合クラゲ | 作成日時:2022年4月9日 18時

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