妖怪も人間も

拾参話 ページ15

『今度練習しよか。1番化けるのが上手いのは孝二やし、孝二教えてやってや』

隠「えぇ、俺？Aの方がええんちゃう？なんでも出来るやん」

『妖術に関しては孝二と敏志の方が上やろ。（一人称）は体術とかその辺しか出来へん』

妖術は色々と疲れるからあんまやってこやかった

体術とか剣術は霊力を使う必要は無かったから楽だっただけやし

生「体術も出来るん！？ちょっとやってみてや！」

キラキラと目を輝かせて、まるで小さい子供のよう

『えぇ…』

水「ええやん。久々に見てみたいわ、Aの体術」

隠「俺も見てみたいわ〜」

生「なっ！ちょっとだけ！」

グイグイとせがまれる

『はぁ、ちょっとだけやぞ？孝二、相手になれ』

隠「えぇ、俺？」

『お前が言い出しっぺみたいなもんやろ。やれ』

みんなからちょっと離れて少し広いとこに行く

木が無く、人がここで寝泊まりしたであろう場所

広さはちょうどええし、ここにしよ

『容赦せんぞ』

隠「なら、こっちも容赦せんわ」

どっちもお辞儀してから構える

水「いくで、始め！」

拾肆話→←拾弐話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す