拾壱話 ページ13
『んじゃあ、朝ごはんにするか』
今の時刻は9時ぐらい
朝ごはんにしては遅い
水「ん、春巻き」
『好きやろ?』
水「毎年入っとるやん」
『嫌ならええんやで?もう入れへんから』
水「誰も嫌なんて言っとらんで」
ちょっとしたことで言い合いが始まるのはいつものこと
別にイラついたりはしない
それがなんでかは分からない
隠「まぁまぁ、早よ飯食って行きましょうや。海が待っとるよ」
生「海?」
『海坊主やよ。海で見つけたから“海”って名付けたんや。そしたらまさかの海坊主やった。ついでに敏志は龍やで。この川の神や』
生「海坊主って、俺よりデカいやん!!お堂ん中に入るんか!?」
隠・水「そこ?」
確かに、海坊主っつったらデカいと思うのが普通やな
『海は海坊主ん中でも小さい方なんや。やからお堂ん中には入れるで』
生「やけど、海坊主とか龍って自分の場所から離れてもええんか?」
『ちゃんと契約しとるから大丈夫やで』
生「契約?」
『せや、冬の間だけ自分の場所を離れるって契約を偉い神さんとしてきたんや』
生「へぇ、Aすごいなぁ。偉い神さんとか怖くなかったんか?」
『そりゃ怖かったで?優しい顔しとったけどな。やっぱ、偉い神さんとしての威厳?とかがあるんやなぁって』
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はる - 完結おめでとうございます!本当に大好きな作品です、ずっと応援してます! (2022年5月8日 21時) (レス) @page43 id: 6c1b388691 (このIDを非表示/違反報告)
海百合クラゲ(プロフ) - 灘奴やんさん» 僕はコメントもらえたことが嬉しくって泣きました!新作の方もよろしくお願いします! (2022年5月8日 20時) (レス) id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
灘奴やん - 最高でした。泣けました。新作も、読みたいと、思います。マジで、本当に、最高でした! (2022年5月8日 20時) (レス) @page42 id: 147355c0fa (このIDを非表示/違反報告)
海百合クラゲ(プロフ) - ゼロラクさん» わぁぁありがとうございます!! (2022年5月8日 13時) (レス) @page41 id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロラク - 最後凄く感動しました (2022年5月7日 20時) (レス) @page42 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海百合クラゲ | 作成日時:2022年4月9日 18時