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『別に、守ってもらはなくても』

リ「俺が何でボクサーを目指したか覚えてるか?」

リオセスリは空になったカップに紅茶を注ぐ

『…何だっけ、もう昔のことだから忘れた』

本当ははっきりと覚えてる

あの頃はまだ泣き虫の弱虫だったリオセスリが目を涙で潤して頬にかすり傷をつけて行って来た

守ってあげるって

今思えば全く説得力がない

リ「お前を守るために俺は強くなろうとした。守るって大口叩いてたのにまたお前に守られてちまった。情けねぇな」

『無理に変わろうとしなくてもいいと思うよ。でも、“泣き虫”の“弱虫”ではなくなったね』

リ「事実だけどわざわざ強調しなくてもいいだろ」

『ふふっ、自分の身は自分で守らないと生きていけない環境で育ってしまったから。今更だけど、さっきの隣にいてくれってやつ、告白みたいだったね』

リ「ちゃんとそう受け取ってくれてて安心したぜ」

『…つまり、さっきのは告白?』

リ「あぁ、そうだぜ」

さっき、すごく恥ずかしいこと言ってしまった

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海百合クラゲ(プロフ) - まなちさん» コメントありがとうございます!いやー褒めてもらえるとモチベ上がりますね。これからも更新頑張るんでよろしくお願いします! (10月11日 7時) (レス) id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
まなち - タイトル名センスの塊で羨ましいです!!めっちゃ面白いです!無理のない範囲で更新頑張ってください!! (10月10日 19時) (レス) @page23 id: 626fa9ab7b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海百合クラゲ | 作成日時:2023年10月5日 19時

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