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リ「確定だな、Aが犯人だ」
パ「なぁリオセスリ、Aは捕まっちまうのか?」
リ「まぁ、法律的にはそうなるだろうな」
旅「すごく悲しそうな顔だね」
リオセスリの表情はあまり変わらなかったが少し驚いていた
リ「そりゃあ、俺たちは小っちゃい頃からの付き合いだからな。今思えばずっとAに助けられていたな」
幼かった頃の俺は弱かった
そんな俺の隣にAはいつもいた
伯爵の娘ってなだけで逆らえないもんなのに、いじめっ子にパンチやキックで立ち向かって行くようなお転婆な奴だった
『リオセスリをいじめないで!』
「痛ぇ!テメェ!」
「ヤベェ!A様だ!」
「に、逃げろ!」
慌てて逃げていくいじめっ子たちを見つめるA
その横顔がとても頼もしかった
『またいじめられたら私を呼んで!いつでも助けに行くから!』
伯爵のお嬢様ってもっとお高く気取っているもんだと思ってたけど、Aは違ったらしい
いつしかAを守りたいと思った
今まで守ってもらったお返しなのか、ただの…いや、話さないでおこう
俺はボクサーになった
Aを守るために
だが、俺は道を間違えてしまったらしい
囚人になってしまった
それでもAは俺を見離さないでくれた
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海百合クラゲ(プロフ) - まなちさん» コメントありがとうございます!いやー褒めてもらえるとモチベ上がりますね。これからも更新頑張るんでよろしくお願いします! (10月11日 7時) (レス) id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
まなち - タイトル名センスの塊で羨ましいです!!めっちゃ面白いです!無理のない範囲で更新頑張ってください!! (10月10日 19時) (レス) @page23 id: 626fa9ab7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海百合クラゲ | 作成日時:2023年10月5日 19時