鬼殺隊産の鬼〔弍〕【鬼滅の刃】

煙管 ページ39

貴『フゥー』

蝶屋敷での検査が長過ぎたので

縁側で煙管を吸ってると

何処からか走ってくる音が聞こえた

ん？

なんか近づいてない？

ギュッ

ぐへっ

貴『くっ苦しいっ！

嘴平！！』

嘴平「あぁ！また嘴平って言いやがったなぁ！

いい加減伊之助って言えって言ってんだろ？！」

貴『前伊之助って言って怒ったのお前だろ！』

嘴平「はぁ？！怒ってねぇよ！いいから呼べよ！」

何この無茶苦茶論！！

貴『伊之助！これでいいだろ？！』

伊之助「ふぇっ、、、って！ほわほわさせんな！！」

貴『ほら！怒ったー！』

もういいや

ぽこぽこ殴られてるのも気にせず吸ってると

後ろから

我妻「え？この匂いAさんなんですか？！」

あ？

貴『あぁ、我妻か

なんか様？』

我妻「えっとー

なんか懐かしい匂いがしたんできたんですけど

って

伊之助ぇぇぇ？！お前なにしてんの？！」

懐かしい匂い？

伊之助「あ？A見つけたから」

我妻「見つけたから、じゃないよ？！

Aさんすみません」

貴『え？あぁいいよ』

我妻「ありがとうございます！

そうだ！俺の事善逸って言って下さいよ」

なに？今名前呼び流行ってんの？

貴『はいはい

善逸ね』

善逸「はい！

って、やっぱりこの匂い知ってるんだよなぁ」

伊之助「あ、それは俺も思ったぞ！」

匂い…？

あ、

貴『もしかして、この煙管？』

吸って空に向かって吹くと

2人とも頷き出した

貴『うーん、やっぱり匂いまでは誤魔化せないかぁ』

と言うと2人は首を傾げた

ふはっ

可愛いなぁ


貴『フゥー…

昔に会ってるんだよ…この姿じゃないけど』

善逸「この姿じゃ…」

伊之助「ない？」

貴『そー』

縁側から庭に出て

2人の目を見ながら

姿を変えると

伊之助「なっ！お前あの時の！」

善逸「うっ嘘ぉぉ！！！」

と2人が驚いた顔をしてた

貴『あははははっ！

あー面白い！！』

お腹を抱えて笑ってると

炭治郎「え！どうしたんだ？！伊之助！善逸！」

と炭治郎が走ってきた

それでも、2人は固まったまま動かない

炭治郎「一体なにが…

って貴方は誰ですか？

ん？でも知ってる匂いが微かに？？」

あ、そっか炭治郎は鼻がいいから

騙せないか

貴『Aだよ

その2人はほっといていいよ』

と言うと

2人程ではないけど驚いた顔をした炭治郎

炭治郎「え、って待って下さい！

この匂いと姿って昔あった事」

貴『あるね〜』

炭治郎「やっぱり！」

はい、実は昔3人と会ってました

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