鬼殺隊産の鬼〔弍〕【鬼滅の刃】

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さて、街に来たわいいけど

カナヲの服が隊服だから目立つな

貴『カナヲ着替えよっか！』

栗「？？」

ありゃ、分かんないって顔だなぁ

貴『この近くに私の別荘があるから行こ！』

あそこなら人間に混じるための服があった筈

カナヲを連れて屋敷に行くと

屋敷の者が丁度出てきて

「ノアよりお話は伝わっております。

お2人ともこちらへ」

と促された部屋には沢山の服があって

「最近は此方の着物と袴を合わせたお召し物が人気です！」

と若い女の子が元気よく言ってきた

ふむ、

貴『ならそれで

カナヲはどうする？』

栗「私も、それで」

目がキラキラしてる

やっぱりカナヲも普通の女の子だなぁ

その後

着付けをしてもらい

髪型も普段とは違い色違いのリボンで髪の毛を纏めてもらった

栗「初めて、着た」

貴『そっか、似合ってるよ』

流石にまとめてもらったばっかりの頭は撫でれないので微笑みかけると

栗「撫でてくれないの？」

お？

貴『折角まとめてるからね(苦笑い』

栗(ムスッ


ありゃ、拗ねちゃった

貴『ほらほら〜折角の可愛い顔が台無しだよ〜』

ツンツンとほっぺたを突くと

顔が少し赤くなった

うん、かわいい

貴『あは、真っ赤じゃんw

さっ、行こ！』

手を繋いで色んなお店を見てると

カナヲが突然止まって

振袖部分を引っ張ってきた

貴『ん？カナヲいいの見つけた？』

栗「うん、アレ師範に似合いそう」

と指差すのは

着物に蝶々が刺繍されてる物だった

あ〜！確かに似合いそう！

貴『じゃあ買おっかお土産に！』

栗「えっ、いやでも高い」

貴『気にしなくていいよ！

おねーさん！その蝶の着物下さいな〜！』

カナヲの手を引いてお店まで行くと

人の良さそうなお姉さんがいたので素直に言うと

お婆さん「あらお姉さんだなんて嬉しいねぇ

少しおまけするよ♪」

と結構おまけしてくれた

なんで素直に言っておまけしてくれたんだろ？

栗(そりゃAさんから見たら若いでしょうね…)
「私が払う」

えっ、と思ってるといつの間にか払い終わってた

申し訳ないなと思ってると

栗「これは、

私の判断

認めてくれる？」

と自然な流れで上目遣いされ

貴『勿論』

即答してしまったのは仕方ないと思う

その後も

甘味処に行ったり

カナヲが行ってみたいと言っていた活動写真(映画)を見に行ったりして

とても充実した1日だった

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