鬼殺隊産の鬼〔弍〕【鬼滅の刃】

私／俺のお兄ちゃん(リク) ページ47

＊墜姫

私にはお兄ちゃんが2人いる


1人は人間の時からずっと一緒のお兄ちゃん

名前は無かったけど

もう1人のにぃから"棗"と言う名前を貰ってた


そしてそのもう1人のにぃは

鬼になってから兄妹になった

A

Aは鬼殺隊の柱だけど私達じゃ到底敵わないし

そもそも戦おうとも思わない


だって優しいんだもん

私やお兄ちゃんを見ても平等に優しくしてくれる

何も奪わない

寧ろ与える事しかしない


棗兄ちゃんより居る時間は短いけど

それでも

Aにぃは棗兄ちゃんと同じぐらい大好き


だってほら

貴『どーした？梅(微笑み』

あんなに優しく美しい微笑みを浮かべる人(鬼)を嫌いになれる？

無理に決まってる


もし

私達とAにぃが敵対することがあるなら

棗兄ちゃんには申し訳ないけど私は自ら頸を差し出すかもしれない

だって、

醜い奴らに斬られるぐらいなら

美しいAにぃに斬られる方がいいんだもん


だから

何かあったら迷わず斬ってね

Aにぃ


＊妓夫太郎

俺には兄が1人と妹が1人いる

妹は"梅"と言って

幼い頃から美しい容姿を持っていて俺の唯一の宝だった

鬼になってからも変わらず2人で1人の大切な妹


次に兄の名は"A"

鬼になってから童磨さんに紹介された鬼だった

一眼見た時から美し過ぎる容姿から

関わる事はないと思っていたが

あの人の優しさに触れてく内にいつも間にか梅も俺も兄として慕っていた

そんな兄から俺や梅は貰いっぱなしだ

人間の時には貰えなかった優しさ満腹感暖かさそして名前

全て兄さんから貰った

名前なんて要らないと思ってたのに

貴『ならお前の名前は今日から棗だ！いいな？棗！』

棗と呼ばれた時

違和感なく俺の中にスッと入っていった

まるで昔から呼ばれていたような感じで

それ以来童磨さんにも梅にもあの無惨さんにも棗と呼ばれるようになった

その度にふわふわした感覚になるけど

嫌な気はしないので気にしない事にした


なぁ兄さん

もし鬼殺隊の奴らが俺らの頸を斬りそうになったら

アンタが俺らの頸を斬ってくれよなぁ

俺らはもう他人に奪われるのはウンザリだ

でも

与え続けてくれた兄さんになら奪われても悔いはないからよぉ

大好きだぜぇ兄さん


貴『棗〜梅〜行くぞ〜』

梅「あ〜！棗兄ちゃん！A兄ちゃん行っちゃう！」

棗「あぁ？待てよ〜兄さん〜！！」

ーー

リクエストありがとうございました！

これからもお待ちしております！

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