ヴァリアー贔屓の短編集２ (ページ4)

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快楽と葬儀、満たされないディナーページ4

ベルスク

スク
｢暇を埋めるための殺戮剣で叩き割ったガラスが飛び散る
あぁ、弱いやつばかりじゃねぇかぁこんなんじゃ満たされないぜぇ

殺し殺されそんな戦いがしてぇんだぁ
腕を落としてやるご機嫌いかがだぁ？少しぐらい楽しませろよぉ｣

ベル
｢汚れても汚れることないふわりと宙に舞う銀糸
うししっ♪ 見つけたおじゃましまーす

見渡す限りの屍赤い床ゾクゾクするね♪
あ？なんのために来たかって？そんなのきまってんじゃん王子の姫迎えに来たんだよ｣

スク
｢ああでもねぇしこうでもねぇ違うもっと激しいのがいいんだぁ殺さず苦しませて地獄を見せる
……雨？丁度いいじゃねぇかぁ洗い流してやるよ俺は雨の守護者だからなぁ

……会いてぇあぁ？お前が来るんだぞぉ一人百人千人殺す前に金の髪なびかせてなぁ王子サマ
感覚が麻痺してきたぜぇ殺したから疲れた帰ったらゆっくり休もうぜぇ？だから早く来いよぉ

穴を埋めるための殺戮剣で叩き割ったガラスが飛び散る
あぁ、弱いやつばかりじゃねぇかぁこんなんじゃ満たされないぜぇ｣

ベル
｢うしし♪ やっと追いついた可愛いオレのお姫サマいつにもまして綺麗じゃん？
赤い血ベールのように纏う銀色は振り向き嬉しそうに笑った

抱きしめて抱きしめられてまーだ離さないよ
もうちょっとしたら帰ろうかオレらの城に

手を取ると花開く満開の銀色の笑顔
ご機嫌いかが？じゃ、帰ろうか部屋で二人きり何をしよう

ああでもないこうでもないと語る
もっと頂戴よ頂戴？癒し癒されるんだ二人だけの世界は
雨？残念なんかじゃないよアーメン銀色の暗殺者は血を吸ってさらに美しくなるんだ｣

スク
｢会いたいと言ったら来てくれるから
一回百回千回何回でも何度でも呼んじまうんだぁ
感覚が麻痺するまで声枯れるほど命尽きるまで呼ぶから絶対来るんだぞぉ？｣

二人の暗殺者はアジトへと帰るゆっくりのんびりと一歩一歩踏み出すんだ
恋してる二人はこの時間が永遠に続くようにと願った

ああでもないこうでもないと語る
もっと頂戴よ頂戴？癒し癒されるんだ二人だけの世界は
雨は残念なんかじゃないアーメン二人の暗殺者は血を吸ってさらに美しくなる

ほら、早く帰ろうよ