気遣い ページ18
次の日学校に行けば、校長から呼び出しがかかり、昨日の事件で、私達5人が早急な対応と処置をしたことを褒められた
銀「センセーは鼻がたけーなー、よくやった」
と、本当に思ってるのか思ってないのか、いつものように気怠げに言う
銀「…んで?どーだったよ?事件は」
土「別にどーもこーもねぇ。ただの男女の喧嘩だ。女の方が推理小説で使ってたタネで男を銃殺しようとしてただけだ」
沖「あの眠りの小五郎、現場にいなかったにも関わらず俺らより早くタネに気付きやがった」
近「とりあえず、もう事件に巻き込まれるのは勘弁だな」
山「そうですね」
なんか、この4人、あんな現場見ておいて動揺もしてないなんてすごいな。
もしかして、高校生だけど元々真選組のキャラだから耐性があるとか?
そもそもこの人達、真選組である記憶とかってあるのかな?
『ねぇねぇ沖田。私と手当してた時全く動揺してなかったけど、ああいうの慣れてるの?』
沖「…別に、慣れてるわけじゃねェ。目の前で死にそうな奴いたら必死で助けるもんだろィ」
『キュン!!!!イケメン!』
沖「キメェ死ね」
土「……」
真選組としての魂がなくてもきっと体に染み付いてるんだろうなー、ああいう現場での行動!さっすが!
銀「そういやA、お前、大丈夫なのか?」
『ん?何の事ですか?』
銀「この学校来る前の出来事。精神的に安定して来てんのか」
『あれ?ハイジャックのこと知ってるんですか?』
教室に帰ろうとしていた4人のハイジャック?っという驚いた声が重なる
近「ハイジャックってなんだよ?!」
『あー。えっとまぁ、私、この前ハイジャックに巻き込まれちゃってさ、あはは』
土「あははじゃなくね!?
っ、日本人2人の被害者…苗字天野だったよな?まさか…」
『あーそうそう、私の両親』
あからさまにバツの悪そうな表情を見せる3人。沖田はまぁポーカーフェイスだけど。
『嫌だな〜そんな顔しないでよ。別に悲しくともなんともないし』
近「そんなわけないだろう。もしなにか俺らにできることがあったら」
『大丈夫大丈夫。私の両親私にとっては他人だし』
山「え?どういうこと?」
銀「・・・心因性の記憶喪失だと。だから両親の記憶がねぇんだ」
心因性ねぇ
『警察には信じてもらえなかったけど、実は私、飛行機に乗る前から両親の記憶なくてさ。
まぁだから、気にしないでよみんな』
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愛美(プロフ) - カルピン☆☆さん» ありがとうございます!!更新頑張ります (2018年8月6日 14時) (レス) id: a19c0604ca (このIDを非表示/違反報告)
カルピン☆☆(プロフ) - この作品好きです!!更新楽しみにしてます! (2018年7月25日 14時) (レス) id: cd957b2a21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛美 | 作成日時:2018年7月18日 22時