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その時だった
別に初めて見る訳でもないナイフが普通より光って見えた
ズキッ
と脳の奥が痛んだ
"こーら!尖った物は危ないから触っちゃ駄目だって言っただろー!"
"まあまあ怪我した訳じゃないんだし、そんなに怒らないであげて!"
"……だがな、俺達の大切なAが怪我すると思うと胸が痛むんだよ……"
"まあ、あなたったら!!"
…………この声の人たち、誰…?
"…ごめんね、A、守ってやれなくて…………私達の分まで___……"
……………誰なんだ……?
『そんなとこ、ない…………………ボソッ』
俺はそんなことを口走っていた
こんなこと、あったっけ…………
ふと前をみるとナイフがスローモーションで近づいてくる…………
……………前にもあった気がする、こんな感じ。
死ぬ直前の、恐怖が全くないこの感じ。
「…………!………!A!!!」
『…………!!!』
!やばい、ぼーっとしてた。
北斗様を、守らなくては。
辺りをみれば俺のほんの数センチ先にナイフの先が迫っていた
『!!!』
この位置から蹴ることは不可能。
そう判断し、まずは間一髪で避けた。
………………腹に掠ったな。
まあ問題ない。
俺は構え直し、取りにいくには時間のかかりそうな位置にナイフをふっとばした
「!?」
驚いてんな。
……………からの。
ドカッ!
腹に一発。
………………やべ、泡吹いて白目むい向いちゃってる。
……まあ、こっちも怪我したし、正当防衛と言う事で。
『……北斗様…!』
北斗様は無事だろうか。
後ろを振り返ろうとすると誰かに抱きつかれた。
もう一人敵がいたのかと思い、拳を固めたが、その拳が抱きついてきたやつを殴ることはなかった
なぜなら。
.
「………A……………!」
抱きついてきたのは、北斗様だったから。
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しののん🐇💗 - つむぎくんの一人称は「俺」ですよ (2022年9月20日 20時) (レス) @page9 id: e8f1068a93 (このIDを非表示/違反報告)
桜良ゆき(プロフ) - 藍廼世 ゆうにさん» ゆうに様ではありませんか……!見にいらしてくださったのですね!ありがとうございます!そして、嬉しいお言葉もありがとうございます!今回は完結まで時間がかかりそうですが、最後まで見てくださると嬉しいです!これからも更新頑張ります! (2020年2月4日 19時) (レス) id: 3f52f51d3c (このIDを非表示/違反報告)
藍廼世 ゆうに(プロフ) - 流石です!お話全てにゆき様のあんスタ愛と文才をひしひしと感じております!特に今回の作品は深い感じもあり、ユーモアもあり、ベーコンレタスもあるということで(オイ)ひとつひとつページを進めるのも楽しみになっています!これからも頑張って下さい!大好きです! (2020年2月4日 18時) (レス) id: 6407520300 (このIDを非表示/違反報告)
桜良ゆき(プロフ) - Momongaさん» ありがとうございます!!好きだなんて……本当に光栄です!続きも面白いと思って貰えるよう、更新頑張ります!! (2020年1月30日 20時) (レス) id: 3f52f51d3c (このIDを非表示/違反報告)
Momonga(プロフ) - 作品がとても好みです!1話ごと読むにつれて、続きがきになって... とにかく好きです!頑張ってください!応援してます(〃⌒ー⌒〃)ゞ (2020年1月30日 0時) (レス) id: 681c4b768c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜良ゆき | 作成日時:2020年1月4日 18時