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森「そして次、利点の二つ目だが。元々太宰君はマフィアの構成員でね。しかも最年少幹部だ。手放すのは惜しくてね。しかし、織田君が死んでしまったことによって探偵社に、まぁいわゆる敵組織に入ってしまったのだよ。もし君がマフィアに入ったことを知れば君を守るために戻ってくるかも知れない。そうだろう?」
嗚呼、そうか。
そして、
A「そして、私がもし死んだとしても居なくなったとしても元のマフィアに戻るだけだから別に損はしない、と。」
森さんは何も言うことなくにっこりと笑った。
それを肯定だと受け取った私は森さんに睨みを効かせる。
A「私には人を殺すなど無理です。よってマフィアには入りません。」
森「嗚呼その点なのだがね。君のお父さんも人を殺さなかったのだよ。その為に実力はあるのに最下級構成員だったがね。」
だから私も人を殺そうが殺さまいが同じだと言いたいのか。
A「だからなんですか。私には関係ないです。そもそも裏の組織になんか入りたくありません。」
森「そうか。残念だね、中也君。」
意外とあっさり引かれる。
そう思ったらボスに呼ばれた中原さんが此方に歩いてきた。
無言で私の腕を握ると森さんの奥の扉に私を連れて行こうとする。
そこに入ったら2度と抜け出せない。
そう感じた私は力の限り抵抗した。
しかし、中原さんが強力な異能を持っている、その前に男女の差が明らかに出ていて振り解く事は出来なかった。
そして扉の中に入れられてドアを閉められる。
閉められる前に見た中原さんは何故か泣きそうな顔をしていた。
泣きたいのはこっちだって言うのに......
森さんの声がドアの向こうからくぐもって聞こえる。
森「3日だ。A君。3日待つ。良い返事を期待しているよ。」
ということは3日もこの何もない部屋に1人で閉じ込められる。
そういうわけだ。
こんな監 禁まがいの生活、今すぐにでも飛び出してマフィアの外に出て行きたかった。
しかし出たらすぐに首領室。
森さんに気付かれないように出られるわけがない。
鍵はかかっているし、何もする事ないし。
暇だなぁ、、、、、、、。
_________
NOside
尾崎「良いのかえ?こんな手荒な真似して。3日の間食べ物も与えないつもりかえ?」
そうだ。この首領の奥に連れられた者は水は毎日エリス嬢があげるが(面白がっているだけだが)食べ物は与えられない。
森「良いのだよ。此れが最適解だ。」
首領の言う事は絶対だ___
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きい(プロフ) - こはるさん» ありがとうございます( ; ; )感激です!!頑張らさせて頂きます.....!! (2021年8月7日 9時) (レス) id: c987bda6d4 (このIDを非表示/違反報告)
こはる - なんかもう凄いです!!凄い好きです!(語彙力が無い)これからも頑張ってください!!応援してます! (2021年8月7日 0時) (レス) id: ac792f78c6 (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - あんさん» ありがとうございます( ; ; )頑張ります! (2021年8月5日 7時) (レス) id: c987bda6d4 (このIDを非表示/違反報告)
あん - めちゃくちゃすきです!更新楽しみにしてます! (2021年8月5日 6時) (レス) id: e9cdc09531 (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - ゆめのあきさん» わわ!ありがとうございます( ; ; )頑張ります! (2021年7月31日 17時) (レス) id: c987bda6d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きい | 作成日時:2021年7月2日 1時