私のお父さんは織田作之助【文スト】

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A「えっと、私の父は織田作之助です。
それで、私ここにくる前学校に行く予定だったんです。いつもと同じ道を通ってました。少し違うと言えば荒地だった場所が工事現場となっていたことです。まあ簡潔に言えば上から鉄パイプが降ってきました。覚えてるのはそこまでなんですけど、気がついたら太宰さんに初めて会ったあの場所に居ました。」

谷崎「ってことはAちゃん死んじゃってるッてこと！？」

太宰「君、死を経験したことがあるのかい！？」

与謝野「アンタ、こっち来て体見せてみな。」

そう与謝野さんに手招きされ近くに寄る。

体の至る所を触られるが怪我しているところは全くないと言う。

与謝野「不思議なこともあったもンだねェ」

福沢「乱歩、何か分かるか。」

乱歩「う〜ん。まあなんとなくは、。でもまだAには説明してもらうべきことが残ってる。それを聞いてから判断するのでも遅くはないんじゃない〜？」

福沢「それもそうだ。」

太宰「よし、次は私の異能力を知っていたことを説明してもらえるかな。」

A「はい。私の生きてた世界では皆さんも居ました。しかしそれは小説家などとして存在していただけです。私が生まれる頃には亡くなっていたし、会ったこともありません。ですが皆さんの名前は大体の人が知っている日本の有名文豪でした。福沢さんなんかは大人気ですよ。なんせ今の時代の一万円札にプリントされているのですから。」

福沢「私がか？」

A「はい。そして私が異能力を分かったことについてなんですが、例えば太宰さん。太宰さんは小説家でした。そして書いた小説の中でも有名なのが『人間失格』『走れメロス』『津軽』などがあります。『走れメロス』なんかは中学生の教科書に乗っているので大体の人は知っていると思います。」

太宰「てことは、芥川くんは『羅生門』中也は『汚れつちまた悲しみに』を書いたってことなのかな？他のみんなも？」

A「芥川龍之介はそうです。中原中也は詩人です。福沢諭吉は著述家で、江戸川乱歩、国木田独歩、谷崎潤一郎、中島敦、泉鏡花は小説家。与謝野晶子は作家。ナオミさんは...谷崎潤一郎の細雪という作品の中に『ナオミ』という人物が出てきてた気がします...。そして宮沢賢治は詩人、です。」

太宰「君、、よくそんな覚えてるね、、。」

A「はい。国語は全て100点でしたから。」

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