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照史side
“じゃあ照史くん独り占めできるねんな”
“…嬉しいな、なんか”
“おれな、ほんとは、みんなに甘えたい、ねん、”
もんちの本音は実はこんな時にしか聞けんのかもしれん。
いつもメンバー見守ってるタイプの子やから、こんなこと言えへんと思ってたんかもしれへんけど、心のうちに触れた気がした今、なんかホットした。
ブー ブー ブー
隣に置いておいた携帯が震えた。
“淳太くん”
「もしもーし、どしたん?」
淳「あ、照史?神ちゃん大丈夫そう?」
「あー、もんちなぁ、熱上がっとったわぁ」
淳「マジか…さっき、37.6くらいやったよね?」
「せや。今な、38.5あんねん。病院連れていった方がええかな」
淳「うーん、疲れとんのやろ?そっとしといてもええんやないかな」
「せやな。そうするわ〜」
淳「あ、のんちゃん、元気になってきとるで」
「ほんま〜?良かったわぁ。神ちゃんのおかげやね」
淳「せやな。ほんま感謝しかないわ。いつもいつも…」
「あ、さっきな、もんちグズっとったんやけど」
淳「え?神ちゃんが?珍しいなぁ」
「やろ?不覚にも可愛ええなとか思うてしもうてな(笑)」
淳「照史だけずるいわぁ…」
「ははっ(笑)でな、もんちが泣きながら“おれな、ほんとは、みんなに甘えたいねん”って言ってきてな…」
淳「神ちゃんそんなこと思っとったんや…全然気が付かれへんかった」
「なんか、胸が痛なったなぁ…“キャラちゃうから”とか気にしててなぁ?」
淳「そんなんええのになぁ…不器用やな」
「やんな?(笑)」
服が引っ張られとる気がして、後ろを振り向く。
「淳太くん、もんちが呼んどるからもうきるな?」
淳「はいよー。よろしくな」
「おん。」
「どしたー?」
真っ赤に染ったほっぺ、うるうるしとる目、いかにもしんどいです〜って顔をしたもんちが、俺の服を引っ張っとった。
神「熱上がったかもしれん、めっちゃだるいねんけど」
「えぇ、さっきより上がるん?」
さっき熱計ったのが、4:15頃で、今は、4:50…
おでこに手を当てると、たしかにさっきより熱い。
首元もめっちゃ熱い、ほっぺも、全部。
「しんどいなぁ…体温、計ろうや?」
神「いややぁ、動きたくないねん」
「やったるから。」
体温計を差し込むと、どんどんぐんぐん上がっていく数字。
37.2
37.8
38.5
38.9
39.3
…
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たこやき(プロフ) - ジャスミン黄橙さん» こちらこそ素敵なリクエストありがとうございました!気に入ってもらえて嬉しいです。またのリクエストおまちしております(^ ^) (2020年12月27日 1時) (レス) id: 9acec0ff06 (このIDを非表示/違反報告)
たこやき(プロフ) - ゆさん» こちらこそ素敵なリクエストありがとうございました(^ ^)私、神ちゃんと流星くんのコンビめっちゃ好きで…流星くんのかっこよさと神ちゃんの可愛さで見事な化学反応が…長くなりそうなのでここまでにしておきますね(笑)またのリクエストおまちしております。 (2020年12月27日 1時) (レス) id: 9acec0ff06 (このIDを非表示/違反報告)
ジャスミン黄橙(プロフ) - ミルクボーイとても可愛かったです!!!リクエストありがとうございました!!! (2020年12月26日 15時) (レス) id: 0cd046be96 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - 君は可愛い男の子、ありがとうございました!目をつけられちゃう緑さんがかわいくて、助けてくれたのに自分のこと責めちゃう青さんが男前でとても素敵な作品でした><!3ページ目の展開にはハラハラしっぱなしでした。これからも素敵作品の更新楽しみにしております^^ (2020年12月26日 10時) (レス) id: c2197c2c66 (このIDを非表示/違反報告)
たこやき(プロフ) - ジャスミン黄橙さん» なるほど、そうなんですね!ずっと、リア突見てみたかったんで、教えていただいてとても嬉しいです(^_^)ありがとうございます! (2020年12月25日 12時) (レス) id: e996afc623 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たこやき x他1人 | 作成日時:2020年12月6日 22時