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第四十三話 ページ44
最近、視線を感じる。
いや、ストーカーとかの類じゃなく。
それは、あきらかに殺意を向けている目。
ぴりりりり、と私の携帯が鳴った。
表示は｢非通知｣
寐｢……………もしもし｣
｢あー、あー、あ、聞こえるー？｣
理事長。
寐｢………どうされたんですか｣
｢別にー。久しぶりに声が聞きたくてさー｣
寐｢……そんな人じゃないですよね。さっさと用件をどうぞ。｣
｢………いやいや！用件があるときにしか電話してないみたいに言わないでくれる！？｣
寐｢…用件があるときにしか電話してこないから言ってるんですが？｣
｢寐莠ちゃん酷い！｣
寐｢…用件がないなら切ります。｣
切ろうとする。
｢あぁああぁあ！わかった！お話しよう！｣
寐｢嫌です｣
｢まさかの即答！？｣
まだ何か言っていたが、ブチッと切った。
あーいうテンションが高いやつは苦手だ。
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作者名：シア＠卯月 雛菊余接 | 作成日時：2014年3月21日 22時
