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第一話 ページ2

生徒会室には、会長の篠波寐莠がいた。

その机の向こうにいる、一人の男子生徒。

寐「……貴方をお呼びしたのは、注意をするためです。」

水色の目で彼…影縫夜鷹を見据える。

学園の中で唯一、闇を扱えるらしい。

夜「俺がなにかしましたか?」

寐「…いえ。なにもしてはいません。ただ、生徒の噂が絶えないもので。」

夜「…生徒会長さんは、噂を信じると?」

寐「いいえ。私、そういうものは信じないタイプですので。」

夜「じゃあ?」

寐「…あまり、風紀を乱さないで下さい。」

夜「……………………」

寐「なにか、文句でも?」

立ち上がり、生徒会室を出ようとすると、いつの間にか、夜鷹がいた。

夜「…俺はなにもしていません」

寐「なら、早く能力を使ってみたら、いかが?」

夜「っ」

言葉が響いたのか、下を向く。

それを避け、寐莠は出ていく。

ああ、邪魔だ。

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作者名:シア@卯月 雛菊余接 | 作成日時:2014年3月21日 22時

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