そらる:金曜日のおはよう2 ページ10
『ありがとうございました!』
う「…っていうのを俺らにやっても意味無くね?」
…緊張するから練習相手なって欲しかったのに
ボロくそ言われるんですけど!!!!!
坂「もうええんちゃう?渡せるって!!」
『んんんでもぉぉぉぉ!!!』
坂「だってもう渡せてなくて1週間近く経ってるよ?」
『うげ。』
そうなんです。
電車出会ってるけどなかなか話しかけられなくて
木曜日です。
う「借りパクされたって思われてもおかしくねーぞ。」
『明日!明日絶対に渡す!!』
う「言ったな?」
うらたの目がぎらりと光る。
『うぅ…言った。』
う「約束だぞ!じゃ、坂田と俺方向こっちだから。」
坂「ばいばーい!!!」
うらさかと別れて自宅に到着。
明日こそ渡すんだ…。
〜次の日〜
現在時刻8時です。
私1人です。
ちくしょう!そういう事かあのふたり裏切りやがった!!
朝一で連絡来て1本前の電車に乗ったらしい。
音楽でも聞いて気紛らわすか……。
しばらく経つと肩をとんとんされる。
前をぱっと見るとそらる先輩がいた。
『そらる先輩!?』
そ「やーっと話してくれた。毎回電車同じだけど話してないよね?」
そりゃ…そらる先輩がカッコイイから…。
なーんて言えないけど。
『あ、あの…傘!長々とお借りしてすいませんでした…。』
そ「あぁ俺も忘れてたわ。ありがとう。」
あぁ微笑んだ顔すらカッコイイってどういうこと?
凄いなこの先輩。
そ「あのさぁ…」
顔を真っ赤にしたそらる先輩。
やば…私変なことした……?
そ「全部声に出てるんだけど…。さすがに照れるわ…///」
え……?
声にでてたの!?!?
恥ずかしぃ…。
そ「ふふっ、リンゴみたいになってるよ。」
『先輩こそ!』
2人でふふふと笑う。
また来週も話せないかな。
数分立つと学校の最寄りにつく。
校門まで一緒に話すことが出来た。
そ「帰りはうらた君と坂田と帰るでしょ?じゃぁ、また来週の月曜日に会おうね。」
『!!!……はい!!!』
もう、練習なんていらないかな。
だってあなたと話せたから。
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みそ - う、浦田さんが....(泣)。有難うございます。感涙です。もう有難うございますしか出てきません、有難うございます。他の方の話もとても楽しみにしています。投稿頑張って下さい! (2020年3月4日 15時) (レス) id: 10b66fbb96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コチュ | 作成日時:2020年3月2日 20時