【東卍】生まれ変わった“私”の救出劇［２］

４６話 ページ11

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一虎 ｢お前さえ居なければ、場地のこと殺せてたのに｣



万次郎 ｢止めろ一虎｣



『…………ヤバ』




マイキーが……マイキーが一虎を殺す……



俺の背後にいる一虎を蹴ってぶっ飛ばした。

そして、馬乗りになり、一虎をバコバコと殴り始めた。




万次郎 ｢…………｣



『おい。マイキー……万次郎、止めろ』



万次郎 ｢……!!｣




マイキーの動きが止まる。

……名前、呼んだからかな。




『そいつのこと殺すのは止めろ。そんなのそいつがしようとしたことと同じだ。

許せないのは分かる。でもそれをお前の家族(真一郎)や友達(場地)は望んでない』



万次郎 ｢だからって、こいつの事生かすのか？｣




止まらないんだ。いくら真一郎の真似をしても、止めようとしても、止まらないんだ。



諦めかけたその時……




武道 ｢もう止めましょうよ！！マイキーくん！！

誰もこんなこと望んでないっすよ！！

東卍守るために芭流覇羅行った場地くんも……場地くんのことを覚悟して庇った白狐も何のためにしたと思ってんだ！！！！｣




嗚咽が混じった彼の……タケミチの必死な訴えは敵味方関係なく全員の心にも深く突き刺さった。




武道 ｢場地くんは、マイキーくんに一虎くんを許してほしかったから！！こうしたんだろ！？

白狐は、不良の世界を一番考えていて、一番マイキーくんの創りたい不良の世界を守りたいからこうしたんだろ！？｣



なんで分かんねーんだよ！！！！｣




タケミチが怒り任せに上着を投げると


"ポトッ"


御守りが落ちてきた。





そろそろキツイな……せめて一虎を東卍に入れたい……



神様………………お願いします







支配人 ｢もう……仕方ないなぁ……自己犠牲も本当にどうかしないとね｣




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