猫被りと開眼 ページ22
「まあ、なんというか…色々あって…」
悲しそうに目を伏せてそう告げる。
彼らは利口だから、これだけで何があったのか察しはついていると思う。
その証拠に、今吉さんは「なんか、すまん」と、花宮は「すみません」と謝ってくれた。
「いや、別に…てか謝らないでくださいよ」
そんなしんみりとした空気の中、祐也が爆弾発言をした。
「…そういえば、花宮、お前なんでAにまで猫被ってんの?」
笑いながらそう言った彼に、殺意を抱く花宮。
殺気が漏れてる。
「っ!!いっつぅ……」
「え、どしたの?」
「ゲスマユに足蹴られた」
ざまあ。
とは言わず苦笑する。
心なしかゲスマユ()の表情が険しくなったように思う。
花宮の猫被りverも好きだったのになぁ。
「…チッ………余計なこと言ってんじゃねぇよ加島ァ!」
「ちょっ、ごめんって!」
「…すまんなぁAちゃん。こんなことになってもうて。まあ、話の流れからわかるようにそっちの眉毛…花宮は、猫被りなんや」
「アッ…はい」
「まあ、最も。Aちゃんは、そんな驚いてないようやけどな」
今吉さんが開眼した!!
ヒイッ。
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未麗*ボード不調(プロフ) - 今頃ですよ! 今頃ここ読みました! やっぱり面白いです! (2016年12月14日 19時) (レス) id: a813412baf (このIDを非表示/違反報告)
どりーむ - いいいいええええ (2015年11月5日 19時) (レス) id: a72ef0d3ab (このIDを非表示/違反報告)
みずあいす - どりーむさん» 読んだんだ!?ありがとー (2015年11月5日 19時) (レス) id: 94c5760bdb (このIDを非表示/違反報告)
どりーむ - これメチャ面白かった (2015年11月5日 19時) (レス) id: a72ef0d3ab (このIDを非表示/違反報告)
みずあいす - ありがとうございます。今日実は遊べました(爆) (2015年11月3日 10時) (レス) id: 94c5760bdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みずあいす | 作成日時:2015年10月19日 21時