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第9話 ページ10

あれからまた服を変えた。

そして今年の夏もAの所へ行った。

A「それが新しい服か」

紅覇「うん」

それを合図のように僕達は泉の場所へ歩き出した。


A「早いな〜。もう16歳か」

紅覇「そうだよ!」

A「…最近は飛びついてこないな」

紅覇「あったりまえだよぉ!あんなにぶっといてぇ」

あんなに痛い思いをしたのに!って思いながら僕はある決心をしてた。

紅覇「楽しみだなぁ。後3年すればここで僕ね、ここで行うプロジェクトでここに来るんだ」

A「ふーん」

紅覇「そしたら、春も、冬も秋も…ずっ一緒に居られるよ」

Aの方を向いて言う。すると…

A「紅覇…。私の事話すよ」

紅覇「!」

Aは淡々と話し始めた。

A「私は元は人の子だったらしいけど、捨てられたらしい。そこで私は手のつかない程泣いたらしい…捨てていった親を呼ぶように」

紅覇「…」

A「そこで妖怪がこのお面をつけたら泣き止んだんだ。それで本当は私はその時死 んでいるはずだったんだけど、山神様が哀れんで生かしているんだ」

紅覇「そう…なんだ」

A「それに甘えていつまでも成仏しない…幽霊のようなものなんだ、私は」

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麗姫(プロフ) - んああこの話し好きだ大好きだ!! (2015年8月17日 10時) (レス) id: 270b540a12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:メリーゴーランド恐怖症 | 作成日時:2015年6月6日 11時

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