第3話 ページ4
紅覇「〜♪」
僕は結構な距離を走った後疲れたから歩いている。そこに…
紅炎「!紅覇!」
紅覇「炎兄!」
炎兄が居たので僕は炎兄の所へ走って行った。すると…
ゴツンッ!
僕の頭からいい音がした。炎兄にゲンコツをされたのだ。
紅覇「痛ッ!」
紅炎「この馬鹿!一人で出歩くなと何回も言っただろ‼︎」
炎兄の怒鳴り声を聞く限り僕の事を心配していたんだとわかった。
紅覇「うぅ…!」
僕の目からは大粒の涙が溢れてきた。そして炎兄に抱きついた。
紅覇「炎兄ぃぃぃ!!」
紅炎「はぁ…。全く…。」
と言いながらも僕の頭を撫でてくれる。炎兄は優しい人だ。
紅覇「ねぇ、炎兄」
紅炎「何だ」
泣き止んだ僕の手を引いて歩く炎兄に質問する。
紅覇「あの山には妖怪はいるの?」
紅炎「山神の森か?俺も昔は妖怪に逢いたくて、よく行ってたな…。」
炎兄が懐かしむ様に僕に話し始めた。
紅炎「それである日、紅明も連れて行ったら紅明が、『あの山に妖怪の祭りがありました!』って言い出してなぁ…。あの後父上も巻き込む様なことになったんだ。」
紅覇「へ〜…」
炎兄の昔話を聞きながら返事をする。
紅炎「懐かしいな…。まぁ、昔は馬鹿だったなぁ…。」
紅覇「そうだったんだ」
僕はAの事を思い出し、結局は人間か妖怪かどっちなんだろう…。と考えながら僕と炎兄は別荘に向かった。
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麗姫(プロフ) - んああこの話し好きだ大好きだ!! (2015年8月17日 10時) (レス) id: 270b540a12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メリーゴーランド恐怖症 | 作成日時:2015年6月6日 11時