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第11話 ページ12

僕達二人は一旦着替えてまた集合した。

Aも浴衣でいつもより綺麗に見えた。

A「ほら、これを自分の手首に巻け」

紅覇「うん!」

少し歩いて…

紅覇「なんか、デートみたいですねー」

ふざけてこんな事を言ってみた。するとAは…

A「デートなんですねー」

と言った。

勿論僕は嬉しいわけで、少しはじゃいだ。

Aとお祭りを見て回って…

Aと遊んで…

Aと同じ物を買って…


楽しかった。

僕とAは今森の出口に向かっている。

紅覇「楽しかったぁ!皆あーやって化けているんだねぇ!」

A「うん。…ねえ、紅覇」

紅覇「なぁに?」

A「…もう私…夏を待てないよ…」

紅覇「!」

Aが初めて言った言葉だった。

A「人混みを掻き分けてでも、紅覇に会いに行きたくなる。

…って、おかしいわよね。人に触れない癖に」

と言った。


僕はその時何かを感じていた。

それは、


きっと次の夏…。君はあの場所に来ていないだろうな…

そんな事だった。

だから…今だけは…

A「怖い顔しないでよ…」

そう言って付けていたお面を取り僕の顔に付けた。

チュ…

肌には触れていないがAがお面にキスをした。

そして歩き出して、

A「そのお面。あげるわ」

と言った。

紅覇「///」


その時

子供「ははは!」

子供2「待ってよー!うわぁ!」

走っていた子供の一人が転びそうになった。それをAが

A「危ない!」

そう言い子供の手首を掴んだ。
僕は、きっと人間じゃない。と思い子供に無事か調べた。

しばらくして子供達は走って行った。

A「紅覇…」

Aに名前を呼ばれたからAの方を向く。

すると…

紅覇「A!?

まさか今の子人間!?」

Aの体が徐々に光に包まれて消えていた。

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麗姫(プロフ) - んああこの話し好きだ大好きだ!! (2015年8月17日 10時) (レス) id: 270b540a12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:メリーゴーランド恐怖症 | 作成日時:2015年6月6日 11時

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