煌帝国第三皇子は舞い姫の事を好きになったようです！3

第71話 ページ38

シンドリアに戻り、今日で2日目。

あれから、紅覇の買い物に付き合ったりと色々大変だ。

そして、由羅は白龍の義手に慣れさせる為、稽古に熱中。

夕葉は紅玉ちゃんと、色々してる。

A「ねぇ、紅覇」

紅覇「何？」

A「紅覇…さ。前世の記憶…戻ったの？」

紅覇「…え？」

A「いや…あの時、″僕もあーやってAに逢いに行けば良かった″って言ってて…

それってどーゆー事かなと思って考えたら…」

紅覇「…」

A「どうなの…？」

そう言うと紅覇は…

紅覇「うん…。そう考えちゃうよね…。


そうだよ。″前世の記憶″…蘇った。」


A「！どんな人だった…？」

そう私が言うと紅覇は

紅覇「どんな人だったって…」

紅覇は少しだけ考え、口を動かした。

紅覇「とっても、一人の女の人を愛していて、その人と仲が良くて。」

A「…」

ちょっと待って…

紅覇「その人との子供を必死に守って、だけど最期は…」

待ってよ…




紅覇「僕の妻の事が好きな人に怨みで…」


A「幸拍…」


紅覇「え…」


A「その人の名前…幸拍じゃない？」


紅覇「…」


A「ねぇ…なんか言ってよ…！」


ずっと逢いたかった…


紅覇「そうだよね……。








久しぶりだね……









″花蘭″」

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