煌帝国第三皇子は舞い姫の事を好きになったようです！3

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並ぶ大きなお墓。


お線香の匂い。


そして、そんなお墓に話し掛ける人、泣く人…沢山いる。


そんな中でついた私達の目的地。


A「久しぶり、お父さん、お母さん。」

夕葉「来れなくてごめんな」


このお寺の中で一番大きなお墓。私と夕葉の両親のお墓。

用事などがあり、あまり来てあげれなかった。
だからすごい久しぶりだ。

A「ねぇ、2人共。私と夕葉は今、王宮で暮らしてるんだ」

何も答えないお父さん達。

A「でね、夕葉はそこで好きな人が出来たの！」

夕葉「お、おい！」

肌を赤くして私を怒鳴る夕葉。

夕葉「父さん！母さん！Aも好きな人出来てるんだ！」

A「ちょっ！夕葉！」

又もや私も肌を赤くして、夕葉に言った。

でも、久しぶりに家族で集まったんだ。

私も…

夕葉も…

今この瞬間が幸せだ。


A「そろそろ帰ろ」

夕葉「そうだな。結構暗くなった」

1時間半はここに居ただろう。結構暗くなっていた。

A「じゃあね、お父さん、お母さん。」

夕葉「また、来るよ」

そうして私達は王宮へと歩きだした。

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