煌帝国第三皇子は舞い姫の事を好きになったようです！3

(早いけど…)お盆[番外編] ページ25

夏…

ミーンミンミーーン

…外から聞こえてくる蝉の声。


A「暑い…」


思わず声を漏らしたのは私、Aだ。


夕葉「暑いって言うなよ。余計に暑くなる。」

そう隣で言うのは弟の夕葉だ。

A「ごめん…。そう言えば今日ってお盆だよね？」

夕葉「あー。そうだった。」

紅覇「あ、Aと夕葉ー」

「おーい」と手を振ってくるのは紅覇。その後ろには、純々さん、麗々さん、仁々さん達が居る。

A「紅覇！ちょっと私と夕葉出掛けてくるね？」

紅覇「？何処に？」

その時純々さん達が察してくれたのか、「紅覇様。A様達は街へ行くのですよ」と言ってくれた。

紅覇「そうなの？」

夕葉「あぁ。悪いな、すぐ帰ってくる。」

A「じゃあ、行ってくるね」

麗々「えぇ、外はお暑いのでお気をつけください。」

A「うん、ありがとう」

手を振って私と夕葉は、お父さんとお母さんに会いに行った。

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