【stpr】ヤギ声くんの幼馴染み【青】

▽ ページ19

｢そういやころん､何で私とさとみさんがいる場所あの喫茶店だって分かったの？｣



｢さとみくんが通話繋いでてくれたから｣

｢いつそんな繋ぐタイミングが…あ､お手洗いの時か｣





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タイミングはビンゴのようで､お手洗いに行ったと同時にころんと通話を繋げ場所を伝えていたとのこと｡



そのあとも通話は繋げっぱなしだったらしいので会話は筒抜けだったらしい｡



じゃあ私の悩みも聞いてたのか…と頭を抱える｡





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｢あそこまでAがバカだと思ってなかったわ僕｣



｢バカって言った方がバカって知ってる？｣



｢ってことは今バカって言ったからAもバカじゃん！｣

｢お前もな！！！！｣







｢…っ……〜〜〜っあぁもう煩いなぁ！！！











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───僕がバカなんて自分が一番分かってるんだよそんなの！！！！！！！！！！｣





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ころんの家が近くなったことを使ってか､ガシッと腕を掴み玄関までズカズカと私の腕を引きながら早歩きで移動する｡



男女の差なんて歴然で､掴まれた腕は振り解けないし脚の長さだって違うから一歩一歩の歩幅を合わせようとするもたどたどしい動きになってしまう｡





そんな所でさえ昔とは違うことを思うと､ちゃんと男の子なんだなと再確認してしまう｡

それと同時に腕が痛い事にも気づく｡ 痛い｡





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｢ころん｣



｢僕の家に着くまで我慢して､お願い｣

｢…はい｣





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何故反論しなかったって？










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目の前を見たら､首まで真っ赤にしたころんが居たからだ｡










------✂︎ｷﾘﾄﾘｾﾝ ✂︎-----

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