今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:86,881 hit
小｜中｜大
22 ページ29
貴「うわ、めっちゃ良いお部屋…」
2人部屋とは思えないくらい広い。
部屋に温泉と露天風呂も備わっていた。
虹「流石赤司ん家だな」
貴「あ、浴衣もかわいい！」
浴衣を手に取った、次の瞬間
ぎゅ
虹「やっと、二人きりになれた」
虹村に後ろから抱きしめられた。
貴「ふふ、なぁに」
死ぬほどドキドキしてるけど、
平常心を保つ。
虹「子守り疲れたっつってんの」
虹村は私を抱えあげて
貴「いたっ」
布団に投げ飛ばした。
虹村も私の隣に横になる。
虹「おいで」
虹村の腕に飛び込む。
貴「ふふ」
"恋人みたい"
そんなこと言えないんだけど
きっと虹村も同じこと思ってるんだろうなあ
それだけで充分だ。
腕を伸ばして虹村の髪を撫でる。
貴「ふふ、ごわごわ」
虹「潮風に当たったからだろ」
む、と口をとがらせる虹村。
かわいい。
貴「あ、ごはん何時からだっけ」
虹「たしか8時だった気がする」
今は6時半。
貴「お風呂はいってからいくよね？」
虹「あぁ、そうだな」
貴「虹村入る？」
虹「もうちょっとこうやってしててぇ」
私の首に顔を埋める虹村。
貴「ふふ、くすぐったい」
虹「Aの匂いすき」
貴「匂いだけ？」
虹「どうかな」
貴「へへ」
虹「一緒に風呂入ろ」
貴「へんたい」
虹「昼もあんなん裸みてーなもんじゃん」
貴「ちがいます〜」
束の間の、こいびとごっこ。
黄瀬が前に言ってたこと、
今なら少し分かるかもしれない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 67人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夢莉 | 作成日時：2019年8月14日 16時
