【虹村修造】No title【黒子のバスケ】 (ページ20)

今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:86,891 hit

17 ページ20

貴「虹村はいつから知ってたの？」

虹「あ～、全中の一週間前とかだったか」

そんな前から…

貴「へぇ、楽しみだね」

虹「おう、そうだな」

心成しか嬉しそうな虹村。

後輩大好きな虹村だから、
いちばん長く一緒にいてきた
後輩達と旅行に行けるのが嬉しいんだろう。

貴「具体的なこと何にも聞かなかったなぁ」

虹「赤司ん家の経営してる旅館に泊めてくれるらしい、海が近くにあるとか」

貴「海かぁ～、久しぶりだな」

虹「ずっと休みなかったもんな」

貴「これから部活がないとか何して過ごせばいいんだろ」

虹「おめーは勉強だろ」

貴「そうでした…」

私は高校バスケ最強の洛山高校を
志望することにした。

虹「おめーが偏差値74のとこに行こうとするなんてなァ」

貴「仕方ないじゃん、行きたいところがそうだったんだから」

バスケの強いところにいたら
虹村が日本に帰ってきた時に
来てくれるかもしれない
なんて考えているのは
きっとバレていないはず。

虹「数学ならいつでも教えてやるよ」

貴「それは是非お願いしたいね」

部活もなくなって
虹村はお見舞いに行ける機会が増えて
私は勉強しないといけなくて

これからぐっと虹村と一緒にいれる時間は減る。
だからちょっとでも一緒にいれる時間を大切にしたい。
旅行、素敵な時間になるといいな。