6.お揃いのもの ページ6
＊
ショッピングモールに到着して、すぐに洋服屋さんに入る。
そこは割とお洒落なところで。
1度入るのを躊躇うけど、望が"大丈夫、Aは誰よりも綺麗やから"なんて言って、リードしてくれた。
『あ、ねぇ、望！』
2人でゆっくり洋服を見ている時。
ここだ！っと思って望に話しかけると、優しく笑って、"なんや？"って選んでた服を戻す。
『そのっ、』
「うん、」
『……っ、えっと、』
「ゆっくりでええよ」
『……、お揃いのもの、買いたくて』
私の中で、1番大きかった願い。
望としたいもののひとつ。
「お揃い？あ、世でいう双子コーデってやつか」
『そう！……だめ、かな』
「ん？ええよ。しようや。色違いがええ？そっくり同じのがええ？」
『色違いだったら可愛いかも……！』
「ん、なら一緒に選ぼか？」
あちこちお店をみて、お互い似合う洋服見つけて。
それの色違いもあればそっちにして。
望のセンスで、柄の入ったTシャツに、デニムのガウチョ、お互いの似合うアクセサリーを買ったりなんかして。
買い終わったあとはそれを着て、さらにショッピングモールの中を回った。
『プリクラ！』
「プリクラ？」
『撮りたい』
「ん〜、ほなゲーセンの方行くか！」
今度はゲーセンの方に向かってプリクラ機の前まで来ると、機械でいろいろ撮影の選択。
それが終わると中に入って、ピースやらハートやら、望がいきなり私を抱きしめたり。
仕返しにと私は、カシャッと音がする前に望の頬にキスをした。
「反則……」
落書きをしながら顔を隠して照れる望を横目に、私が頬にキスする写真を選択。
"ずっとすき"
そう落書きして、急に恥ずかしくなって
『うぅ……』
「ん、どうした？」
『暑い、』
「暑い？」
信じられないぐらい、耳が暑くなった。
「うわっ、このA、超可愛ええ」
『可愛い禁止！！』
「照れるから？」
『……そう』
「尚更可愛ええ。キスしてええ？」
『何でそうなるの！ここプリクラ！』
「でも誰も見てないやろ？」
『は？え、ちょっ……んっ、』
望からの甘い甘いキスも、今日ばかりは嬉しいの。
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ぽてとふらい。(プロフ) - 凜憧さん» んへへ 笑 私のつける題名って癖強いからなぁ 笑 気づいてくれてありがとう(*´ч ` *) そう言って貰えてくれしい！ありがとーう！！ (2019年7月30日 11時) (
レス) id: 9d94f1b87d (このIDを非表示/違反報告)
凜憧(プロフ) - 題名を見てぽての作品って分かった私を褒めてほしい…笑 番外編めっちゃ良かったよ！ (2019年7月30日 10時) (レス) id: f3cbf63448 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽてとふらい。
| 作成日時：2019年7月30日 0時
