episode142〇 ページ8
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｢は？ここ……？｣
｢そー。早く入れよ｣
いや、入れよって言われても……
タワマンじゃん……
お姉ちゃんってば、どんだけすごい人と付き合ってたの…？つかどうやって付き合ったの……
初めて入る高級マンションにビクついていれば、こっちと蘭さんに自然に手を引かれた
エレベーター1番上の階まで登って見えた景色は、言葉通り息を飲むものだった。
東京の街が、こんなに小さく見えるなんて……
なんだっけ、あれ
そう、人がゴミみたいってやつだ
｢おーい？閉めんぞ？｣
｢あぁ待ってください！｣
いつの間にか空いていた玄関に入れば、これまただだっ広いリビングに
｢おかえり兄ちゃ……って、そいつ海の時の…！？｣
｢あ？誰だよ竜胆｣
こちらを見て目を見開く灰谷弟と、綺麗に切りそろえられた銀髪が綺麗な美少年が、私を頭からつま先まで怪訝そうにじっと見つめている
そして彼の隣には、頭から目元にかけて大きな傷跡がある男の人もいた
2人は蘭さんの不良仲間なのだろうか、ともかくあまり歓迎はされてない気がするけど…
っていうか蘭さん、友達いるなら教えてよ……！
｢あーやっべ、イザナ達いんの忘れてたわ｣
まぁいいよな？私に聞く蘭さんだが、何も良くはない
｢おい蘭、誰だよそいつ｣
早速銀髪の美少年が立ち上がり、私の前に立ちはだかる
近くで見るとより一層顔の造形の良さが際立って、またもや息を呑んでしまった
｢んー？俺の妹みてぇな奴｣
な？と頭を撫でる蘭さんに、石像だった私は必死に頭をこくこくと動す
その様子を見ていた銀髪美少年は、ふぅんと唸ったあと、どうでも良さそうにまた元の位置のソファに戻ってしまった
｢で、兄貴
なんでそいつ連れてきたんだよ｣
｢えー…Aちゃんの失恋パーティーやるため？｣
｢ちょ、蘭さん！？｣
｢失恋？ぷっ、お前振られたの？｣
可哀想〜と煽ってくる灰谷弟にどこからか殺意が湧いてきた
｢まぁちょーどイザナもカクチョーもいるしいーじゃん。皆で失恋パーティーな｣
｢いや、何も良くないんですけど！？｣
だって見てよあのイザナって言う人とカクチョーっていう人の目！
凄い私の事変な奴だと思ってる目してるし！私この空気耐えられないんですけど……！
｢お前ら何頼むー？俺寿司〜｣
｢じゃあ俺ピザ〜｣
｢聞いてないし……！｣
こうして有無を言わさず、(地獄の)失恋パーティーが始まってしまった
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歴女 - みんなが幸せになれる、ハッピーエンドだといいいです！ (2022年12月10日 2時) (
レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - 久しぶりの更新めっちゃ嬉しいです！通知きた瞬間叫びました笑更新してくださるだけでもう神です…！データ消えるのきついですよね。。本当に大好きな作品です！応援してます！ツナさんのペースで更新頑張って下さい！ (2022年11月5日 19時) (レス) @page45 id: 70628fcb09 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいとこ - さすが最高一位。格が違いますね←上から目線過ぎ しかしほっんとーに好きです、このお話。 (2022年11月2日 18時) (レス) @page44 id: e4df59fc58 (このIDを非表示/違反報告)
詩 - 一気読みしてまじ止まらんかったです、この作品本当に好きですっ！応援しています！！ (2022年6月14日 19時) (レス) @page44 id: bb966ca157 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - うわぁ、、。だいすきすぎる……。もう更新は、、多分しないか。続きは頑張って私が妄想したおします笑！！本当に本ｯｯｯ当に面白かった！！こんな面白い作品を、ありがとうございました＜(_ _)＞ (2022年6月3日 20時) (レス) id: b476552735 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ
| 作成日時：2021年12月3日 21時
